春は名のみの風の寒さや 谷のうぐいす歌は思えど
時にあらずと声も立てず 時にあらずと声も立てず
吉丸一昌作詞 中田章作曲「早春賦」より
まさにこんな気候のこの頃です。風の冷たいこと。この「早春賦」は毎年
今ごろ、一番口ずさむ歌です。作曲の中田章さんは中田喜直さんのお父
さんだそうですね。この歌、モーツアルトの「春への憧れ」との類似性が指
摘されています。そう言われれば。歌詞もどちらも、早く春になって欲しい
なと歌っています。でもやっぱり「早春賦」の方はどことなく和のテイスト。
いつもより遅いようですが、梅も咲き始めました。
白梅、楚々としていていいですね。
ミモザも。南仏の香りのする花です。プロバンスでは2月中旬にミモザ祭
りというのが行われるそうです。和名は銀葉アカシヤ。オーストラリアの
国花ですって。鮮やかな黄色が春を呼びます。花言葉は「感じやすい心」。