うかうか過ごしているうちに、いつの間にやら九月です。
朝の散歩に行くと、朝顔があちこちで咲いています。
朝顔というと、いつも息子の朝顔を思い出します。今でもそうでしょうか、
小学校1年生は、夏休み前に植えた朝顔の鉢を、休みになると家へ持って
帰って、花が咲いていく様子を観察日記に書くという宿題がありました。
他の子の朝顔は、赤やら青やらどんどん花が咲くのに、息子のはいっこう
に咲かず、心配していたら、夏休みの終わる寸前に、すごい勢いで大きな
紫の花が次々咲き始めました。
三月生まれの息子と同じで、ちょっと他の子より遅そくなったけれど、
きれいに咲いたな、なんて安堵したものです。
朝顔だけじゃなく、夕顔も咲いているんです。かんぴょうの花ですが
その花の仄かな美しさは、やはり源氏物語を連想します。
夕顔のうき立つ源氏物語 野島 牽牛
ところが、最近知ったのですが、夜顔というのもあるそうですね。
これは夕顔と違って、朝顔と同じ種類のヒルガオ科の花のです。
名前のとおり夜に咲き朝しぼむ、これも白い幽艷な花です。