埼玉県日高市の巾着田彼岸花園です。
昔この辺り一体には高句麗からの渡来人を集めた高麗郡があり、
高麗川がグルッと蛇行して、まるで巾着のような形になっていると
ころに田んぼを作っていたそうです。
昭和40年代にこの土地の利用法を考えていた時、彼岸花が群生して
いるのが見つかり、整備して、こんなにすてきな彼岸花園になりました。
今では大変有名な観光スポットになっています。
9月20日はまだ7分咲き程度だったでしょうか、それでも見応え充分でした。
彼岸花とはよく言ったもので、本当にちょうどお彼岸の頃に咲きますね。
曼珠沙華は仏教の言葉で、天上に咲く花を言うのだそうです。
色合いと形状から、一見禍々しい感じもするのですが、ここでは緑の木々の
下に赤い絨毯を敷きつめたように生えていて、落ち着いた静かな風情です。
巾着の根元のところに日本最大の木造トラス橋「あいあい橋」がかかっ
ています。「彩の国景観賞」を取った周囲の景観に合ったシックな橋です。