キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

ケアンズ 熱帯雨林の村

2013-10-10 15:03:41 | 旅行
            

            オーストラリアの北東端近くにあるケアンズの海はグレート・バリ

            ア・リーフの一部で珊瑚の海、陸には熱帯雨林が広がっています。

            

            その熱帯雨林(ウェット・トロピックスとも呼ばれていますが)で、

            19世紀末、内陸の鉱山へ物資を届けるために敷設した鉄道が

            キュランダ観光鉄道の始まりです。

            

            当時のままの木造の客車の中の様子。険峻な地形、熱帯気候故の

            マラリアなどの熱病、敵意を持つアボリジニの妨害など、鉄道建設

            は難航を極めたようです。

            

            それが今では、ケアンズ観光の目玉になり、世界中から観光客

            が集まってきます。コアラガーデンや見ると幸運になれるという

            ユリシーズという蝶のいるバタフライ・サンクチュアリなど、こじん

            まりした山中の空間に色々上手に施設を展開している感じです。

            

            途中には熱帯雨林の息を飲むような景色が広がります。大きな滝

            があります。雨不足で水量が少なかったのですが、水量の多い時

            は大迫力のようです。

            

            この鉄道の終着点がキュランダ観光村です。ちょっとした商店街が

            あり、カンガルーの毛皮や、開拓時代風のコートや帽子など、いか

            にもという感じのお店が並んでいます。

            

            少女がめちゃくちゃへたなギターを、いかにもやる気なさそうに

            弾いていました。ほんとに必要があってやっているのかどうか?

            他にもアボリジニの青年やその他、同じように道ばたで楽器を弾

            いている人、酔っ払っているらしく路上で取っ組み合っている青年

            たちを見かけました。アメリカのネイティブ・インディアンと同じで

            アボリジニの人たちも色々問題を抱えている様子が、上っ面を見

            るだけの観光旅行でも、多少ながら感じられました。

            

            キュランダ村に行く方法は3つあります。鉄道と車とそしてこのスカ

            イレールを利用する方法です。熱帯雨林の上を延々空中散歩する

            7.5キロメートルものロープウエイです。熱帯雨林や川を1時間半も

            空から眺めるのは、なかなか得難い経験です。下のジャングルに落

            ちたら、なんて考えると身体が震えます。究極のサバイバル!

                                
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