クリスマスのフロスト | |
芹澤 恵 | |
東京創元社 |
恐ろしく下品で、無精、エロいしグロいし、口を開けばセクハラまがいの
軽口ばかり。頭が切れるとも、勘が良いとも思えない。行き当たりばった
りの捜査で失敗も多い。その名もジャック・フロスト、身も凍る名前の警
部殿ですが、無類の仕事中毒。今回もクリスマス返上で、デントン市内で
起こるあれやこれやの事件をバッタバッタと?いや、すったもんだの末に、
それでもなんとか解決します。
冬のフロスト<上> (創元推理文庫) | |
芹澤 恵 | |
東京創元社 |
シャーロック・ホームズやポアロと比べれば、なんとも冴えない主人公ですが、
ここ数年の私の一番お気に入りです。薄汚れたシャツの下の心が、思いもかけ
ず温かい。一番いいのは、悪戦苦闘して犯人を挙げても、その手柄を全部人に
あげてしまうこと。人がいいのか、ずぼらなだけか?
フロスト日和 (創元推理文庫) | |
芹澤 恵 | |
東京創元社 |
作者のウィングフィールドさんがなくなって、もうフロスト警部の下品な
冗談を聞けないのが、残念!