
新しき年の初めの初春の今日降る雪のいや重げ吉事 大伴家持
万葉集編者大伴家持の天宝宝字3年(759年)の歌です。万葉集の最後の歌だとか。
1255年も前の歌ですが、今もなお新しい年の初めに相応しい、めでたくも格調高い
名調子ですね。その時代には、富士のお山は煙を吐いていたのかもしれません。
どの時代もそれぞれに問題を抱え、今年も一筋縄ではいかない気がしますが、
この歌のように、世界中なるべく良いことが重なってほしいものです。


今年も主人の実家で、いつもどおりのお煮しめとお節でお祝いしました。

お雑煮はもちろん関西風の白味噌仕立てです。

ただ、奈良県の中部だけの風習で、お雑煮にいれた丸餅をとりだして、甘い甘い
きなこをまぶして食べるんです。結婚して30年以上になりますが、この食べ方だ
けは、南部の出身の私には未だに馴染めません。