オークランドはニュージーランド最大の都市ですが、風光明媚な港町です。
もちろん商工業が盛んな大都市ですが、どこへ行っても海がきれい。
1851年開始の国際ヨットレース「アメリカズカップ」で、ニュージーラ
ンドは、なかなか活躍しているようで、港の一角に高々とヨットが飾ら
れていました。スポンサーのニュージーランドを代表するビール会社
「シュタインラガー」の名前が誇らしげです。
でもなんといっても、オークランドのシンボルは高さ328メートルの
スカイタワー。その周辺はスカイシティと呼ばれています。スカイツ
リーとソラマチと同じ関係ですね。展望階から下を見ると足がすく
みます。ここでバンジージャンプをしているのが、さすがお国柄。
町のお花屋さんには、イースターの名残でしょうか、卵を持った
ウサギちゃんのお人形が。
ダウンタウンを少し離れると、時代を感じさせるこんな小道もあります。
とある小さな朽ちかけた家の前に、こんなプレートがありました。
ピーコックさんという絵本作家が住んでいたようです。
Piccaninnies | |
Isabel Maud Peacocke | |
Fili-Quarian Classics |
帰ってからアマゾンで調べると彼女の書いた絵本(テキスト形式で、
絵はないのですが)がありました。早速取り寄せてみました。アマ
ソンおそるべし!題名のPiccaninniesというのは西オーストラリア
の地名ですが、black childrenという意味もあり、ちょっと侮蔑的な
感じもある言葉のようですが、「ピーターパン」の中でネバーランド
に住むピカニニー族というのが出てきます。その族長の娘がタイ
ガー・リリーというなかなか重要な役どころです。このピーコックさ
んの絵本のピカニニは、ちょっと読んだところでは、ジダの葉の陰
に住んでいる裸の小人、ないしは妖精のようなものらしいのですが、
どことなく原住民を模した様な感じもあり、今の時代にはちょっと受
け入れられにくいかも。読んだ限りではチャーミングなお話ですが。