炎天下、紅蜀葵が誇らしげに咲いています。気温はもう35度を超え
ているでしょうか。暑ければ暑いほど嬉しがっているような花です。
日盛りを何か過ぎゆく紅蜀葵 尾林 朝太
同じくアオイ科のハイビスカスも、真夏の花、南国の花です。
小さなハイビスカスの鉢植えを二つ、玄関に置きました。今
朝見るとピンクと黄色の花が一つづつ咲いていました。華や
かなハイビスカスも小さいと何やら可憐です。和名は仏桑花
と言います。この南国の花、ハイビスカスと呼ぶか、仏桑花
と呼ぶかで、同じ花なのに、印象がかなり違います。ハイビ
スカスだとハワイ、仏桑花だとインドを連想するでしょうか?
サルスベリも真っ盛りです。これは長い間咲いているので、
百日紅とも呼ばれますが、このサルスベリは白いので百日
紅はどうもねと思っていたら、白薇なんていうすてきな中国
名があるそうです。英語ではcrape myrtle「ちぢれたミルテ」。
ミルテの和名はギンバイカ。シューマンに「ミルテの花」とい
う歌曲集があります。シューマンがクララとの恋が実った時
に作った歌曲集だそうです。白い可憐な花嫁の花です。
このちぢれ天然にして百日紅
という句を「すずめ」さんという方の俳句ブログで見つけました。
まさに!