梅雨はなかなか明けませんが、花の世界では着実に季節が進んでいます。
クレマチスが終わって、今よく似たマンデビラが満開です。マンデビラって、
あのハリー・ポッターなんかに出てくる、根茎が人の形で、引っこ抜く時悲鳴
を上げるとか言うマンドラゴラと名前が似ていて、あまり良い響きではないの
ですが、「サンパラソル」というステキな別名があります。いかにも熱帯の花
らしく、大ぶりで開放的で明るい夏の花です。
燃えるように赤いカンナも今盛りです。英名も学名もcannna、日本名もカンナ
みんな同じ名前の花って珍しいですね。実家の周りに沢山咲いていたなつか
しい花です。松島トモ子の「赤いカンナの花咲けば」なんていう歌がありまし
たっけ。古い!!
ゴーヤもどんどん実っています。ここのところ、ご近所からたくさん頂いて
毎日ゴーヤチャンプルーを食べています。ものみな生い茂る夏到来です。
空き家の庭のネコジャラシも茂り放題です。猫が百匹いても大丈夫なくらい。
玄関先のサルスベリもどんどん延びて花が咲きました。枝が全部隣のガレー
ジの上に突き出して、車の上に花や実を落としています。隣家とのスペース
がない町の家の宿命ですね。涙をのんで枝を切り、花の部分だけ花瓶に
さしました。ごめんね、せっかく気持ちよく伸びていたのに。
きれいな夕空が広がっていますが、またこのあと雨になりそうです。