勝どき駅前交差点から清澄通りを北へ向かって散策し、初見橋交差点を目指します。清澄通りは月島・勝どきの埋立地の中央をまっすぐ通過している大通りです。
中央区の勝どき地区と月島地区の間を流れている月島川を撮影してみました。この川に架橋されている清澄通りの月島橋から撮影しました。
月島橋を渡るとその先は「中央区の月島三丁目地区」となっています。中央区立月島小学校の脇を通り抜けていきます。月島地区の商店街となっている「月島西仲通り」は清澄通りの西側に並行して通っているのですが、清澄通り沿いにも地元の人たち向けの商店が多く建ち並んでいました。
中層マンションなどが整然と立ち並んでいて、通りも広々としてすごく綺麗な街で散策していて気分が良かったです。銀座の繁華街へも自転車で20分も掛からない場所ですから一度でいいから住んでみたいですね。10年ほど前までは地下鉄有楽町線しか鉄道が通っていなかったのですが、都営大江戸線が開通してから一気に便利な街へと変貌しています。
1892年(明治25年)の「東京湾澪浚(みおさらい)計画」に基づき、東京湾から浚渫した土砂を利用して埋め立てられた、月島1号地(現在の月島一丁目から月島四丁目まで)として完成しました。月島2・3号地は勝どき、月島4号地は晴海の地名が付けられています。
月島の名前は東京湾内にあった月の岬という月見の名所から名付けられました。埋立当時の月島は富国強兵の国策に沿い重工業地帯とされ、鉄工所が多く造られました。工場、商店が多かったが、最近は高層マンションも増えてきています。
そろそろ東京地下鉄有楽町線・都営地下鉄大江戸線の月島駅が見えてくる頃かと思っていた矢先、清澄通り沿いに広大な高層タワーマンションの建設現場が現れました。月島地区も勝どき地区と同様に、タワーマンションが林立するエリアとなるのでしょうか。
「TIMELESS TOKYO PROJECT」という名前の53階建ての高層タワーマンションの建設予定地となっていて、2014年に竣工する予定となっています。この開発計画は「(仮称)中央区月島一丁目複合再開発計画」といいます。
もう既に建設予定地にはタワークレーンが一機組み立てられていて、工事が始まっている雰囲気でした。
古き良き江戸前の下町の町並みの中に高さ190メートルの高層タワーマンションが完成するわけですが、竣工したらどんな雰囲気になるのか気になるところです。既に建設現場の周辺には中高層マンションが何棟も立ち並んでおり、特に目新しさは感じませんでした。
工事用の仕切り板を左手に見ながら先へ進んでいくと・・・。
月島駅の入口前に到着しました。有楽町線に乗れば銀座一丁目や市ヶ谷方面へ、大江戸線に乗れば浜松町や六本木、両国方面へ向かうことができます。
清澄通りと佃大橋通り(東京都道473号新富晴海線)が交差している「初見橋交差点」が見えてきました。この交差点から北側が「中央区の佃地区」となっています。
初見橋交差点と、その上を通過している「親月陸橋」です。交差点の名前のとおり、かつてこの場所には運河が流れていて、「初見橋」という名前の橋が架橋されていたのです。その運河は現在埋め立てられており、東京都道473号新富晴海線のルートとなっています。
交差点を左へ曲がり、佃大橋へ向かいます。本当は月島駅で散策を終えようと思ったのですが、隅田川を渡って新富町まで歩いていきます!!!
月島の埋立地を南北に走っている清澄通りと佃大橋通りの交差点に地下鉄月島駅が設置されています。