住友不動産六本木グランドタワーの敷地内の南東角に建っている「六本木グランドタワーレジデンス棟」そばに整備されている緑地帯内を散策していきます。階段を上った先の平坦地に緑地帯が整備されています。
緑地帯内は芝生広場と遊歩道などを組み合わせて構成されていて、街路樹の木々なども多く植えられています。
六本木グランドタワーが建っている再開発区画ですが、元々は2000年代後半まで「旧日本IBM本社ビル」「ヴィラフォンテーヌ六本木アネックス(旧六本木プリンスホテル)」が建っていた場所でした。
緑地帯の北西角には、高層オフィス棟とグランドタワーレジデンス棟の二つの建物をつないでいる連絡通路が整備されています。
地区面積27400平方メートルの用地に、南街区にはオフィス棟(40階建、高さ249メートル)、レジデンス棟(27階建て、総戸数226戸)を、北街区には商業棟(3階建)の3棟の施設で構成されている複合再開発であり、総延床面積は約20万平方メートルの規模となっています。
2008年に再開発組合が結成されて全体的な合意ができるまで8年かかり、2013年10月末に工事着工します。2016年3月に竣工し、同年4月にレジデンス棟が入居開始、同年秋に高層オフィス棟が全面開業しています。
高層オフィス棟とグランドレジデンス棟の二つの建物とつなぐ連絡通路の真下にも歩行者用通路が整備されていて、敷地南側のなだれ坂方向に通り抜けることができます。
緑地帯の南端部前にやってきました。この場所一帯は「常陸下館藩石川家屋敷跡」であり、埋蔵文化財発掘の調査が再開発工事の中で実施されていた経緯があります。
六本具義ランドタワーの再開発区画内の敷地の南東角の交差点が前方に見えて来ました。正面には、六本木一丁目地区の住宅密集地帯が広がっているのが見えます。
この界隈、六本木三丁目地区や六本木に丁目地区内の住宅密集地帯は、標高30メートル前後の「麻布仙石山」と呼ばれている丘陵地帯の中に広がっています。
六本木グランドタワーの敷地東側を通っている都道415号道路の真下に、東京地下鉄南北線の六本木一丁目駅が設置されています。道路の反対側は泉ガーデンタワーやアークヒルズなどの重要施設が集まっています。
六本木グランドタワーの敷地東側に建っている、同じ住友不動産がマネジメントしている「泉ガーデンタワー」の高層オフィスビルの外観デザインと統一した設計となっています。
再開発工事の期間中は、この広場は工事用資材置き場として活用されていました。
南側から、グランドレジデンス棟の敷地東側の緑地帯の全景を撮影しました。再開発工事中は、歩道上空地としての「1号広場」と呼ばれていました。大地震などの大規模災害が起きた際の避難用広場としても活用されます。
正午前の時間帯だったので、緑地帯内は影の中に入ってしまっていました。