昨日、フラリと、映画『初雪の恋』を見て参りました。
日本ではお馴染みの女優さん・宮崎あおいと、韓国の俳優さん・イ・ジュンギの共演。
京都・韓国を舞台に展開される、国境を越えたラブストーリーです。
ストーリーはと言いますと。
韓国人高校生のミンは、父親の仕事の関係で、1年という期間限定付きで、京都に越してきます。
日本の古都である京都の風景に魅せられた彼は、マウンテンバイクに乗り、京都中のあちこちの寺社仏閣を巡っては、喜んでいました。
そんな彼が、訪れたある神社で、巫女さんと知り合います。
言葉は通じなかったものの、その巫女さんの優しさや、清らかな美しさに、彼は、一目惚れしてしまうのでした。
そして。ミンの日本での高校生活が始まりました。偶然にも、彼が一目惚れをした巫女さんは、同じ高校の女子生徒でした。アルバイトで巫女さんをやっていたのですね。その再会の幸運に喜び、ミンはその巫女さん・七重に、猛烈なアタックを開始します。
ミンの猪突猛進なアタックに、戸惑いながらも、七重は、彼の純粋でひたむきな心に触れ、やがて、惹かれていきます。
こうして、カップルになった二人は、京都の美しい街並みで、デートを重ねていくのでした。そして、二人は約束をします。ミンが作った陶磁器に、七重が絵を描いて、いつか一つの作品を作ろう・・・と。
そして、付き合って100日目の記念の日に、彼は、自分で焼いた陶磁器を彼女にプレゼントするのでした。
しかし。
七重には、ミンに打ち明けられない、家庭の複雑な事情があったのです。その事情をミンに打ち明けられないまま、祇園祭・宵山のデートを最後に、彼の前から忽然と姿を消したのでした。
七重の家に行っても、すでに売り家になっており、友達にさえ、誰にも行き先を告げていなかった七重。彼女が見つからないことに絶望したミンは、一人、韓国へと帰国するのでした。
そして。
2年の歳月が経過し・・・。
舞台は、韓国。
日韓親善の絵画コンクールで賞を受賞した七重と、たまたま、その美術館に居合わせていたミンは、思いがけず再会します。
忽然と姿を消してしまった彼女に、未だにわだかまりを感じているミン。
二人は再会し、語り合うも、2年のブランクは埋められないまま、哀しい別離となってしまうのでした。二人とも、本当は、今でも互いに想い合っているというにも関わらず・・・。
国境を越え、言葉の壁を越え、育んでいた純粋な初恋は、果たして、成就することが出来るのか・・・それとも、このまま儚く終わってしまうのか・・・。
感想ですが。ネタバレにはならないように、気をつけて書きますね。
すごく良かったです(*><*) わたし的には、ツボな恋愛映画でした。
韓国の恋愛物らしく、非常に綺麗にまとまっていて、そして、切ないまでの「すれ違い」。
物語としては、特に、大きな展開があるわけではありません。
前半は、二人の出会い、そして、度重なるデート。
そして、そんな幸せで明るいシーンの合間合間に入る、ヒロイン・七重の複雑で暗い家庭の事情。
後半は、失意のまま別れ別れになった恋人達の再会と、再会したことによって、より鮮明になる互いへの愛情と、哀しみ。
多分、映画の中で、一番長かったシーンは、二人の度重なるデートや、その時の会話だと思うんです。
でも、それが、すごく綺麗で良かったのです~。
もう、これでもか!と思うほど、二人は、京都の歴史在る名所をデートするのです。
嵐電、桂川、トロッコ電車、保津川下り、南禅寺、清水寺、茶碗坂。
京都の美しさと、純粋な二人の恋人の様子が、とても綺麗にマッチしているのです。
もちろん、言葉は通じない二人。
互いに、片言のハングルや日本語、そして、時に、英語を交えて、意思疎通をしていく様子も、微笑ましく可愛かったです。
美しい古都を背景に、言葉が通じなくても、気持ちを通じさせていく二人。
その二人の美しさもさることながら、京都の美しさも、また、絶景でした。
現在、京都に住んでいる私ですが、普段、あまり京都が美しいって実感することは少ないのですよね。観光で来る際などは思うのですが、実際に住んでみると、慣れきってしまって、その良さに気が付かなくなっちゃうというか。
でも、この映画を見て、改めて、
「京都って、美しい町だなぁ」
と実感しました。
また、映画では、由緒ある寺社仏閣など歴史的名所だけでなく、京都駅ビルや大階段、新風館など、新しい京都の「顔」も映し出していました。
古の美と、現代の美。その新旧の魅力があます所無く、描かれていて、京都在住の私としては嬉しかったです。
それにしても、嵐電、桂川、トロッコ電車、保津川下り、南禅寺、清水寺、茶碗坂、将軍塚、新風館に、駅ビル。
すべて、私自身、一度は行ったことのある場所なので、見ていて、とても楽しかったです。
日本でブレイクした数多くの韓ドラを思わせる、切ないすれ違い。
「なんで、あの時!!!!」
と悔しくなってしまうタイミングのズレ。お約束ではあるものの、やはり、ウルウル来てしまいました。
自然と街の情景と登場人物の心情。この二つが、限りなく清らかで、見ていて心が洗われるような、そんな映画でした。
是非是非、好きな人と見て欲しい映画です! きっと、互いへの想いもまた新たに、好きな人と一緒に居られることの幸せを噛み締められることと思います。(私は一人で見たけど・笑)
日本ではお馴染みの女優さん・宮崎あおいと、韓国の俳優さん・イ・ジュンギの共演。
京都・韓国を舞台に展開される、国境を越えたラブストーリーです。
ストーリーはと言いますと。
韓国人高校生のミンは、父親の仕事の関係で、1年という期間限定付きで、京都に越してきます。
日本の古都である京都の風景に魅せられた彼は、マウンテンバイクに乗り、京都中のあちこちの寺社仏閣を巡っては、喜んでいました。
そんな彼が、訪れたある神社で、巫女さんと知り合います。
言葉は通じなかったものの、その巫女さんの優しさや、清らかな美しさに、彼は、一目惚れしてしまうのでした。
そして。ミンの日本での高校生活が始まりました。偶然にも、彼が一目惚れをした巫女さんは、同じ高校の女子生徒でした。アルバイトで巫女さんをやっていたのですね。その再会の幸運に喜び、ミンはその巫女さん・七重に、猛烈なアタックを開始します。
ミンの猪突猛進なアタックに、戸惑いながらも、七重は、彼の純粋でひたむきな心に触れ、やがて、惹かれていきます。
こうして、カップルになった二人は、京都の美しい街並みで、デートを重ねていくのでした。そして、二人は約束をします。ミンが作った陶磁器に、七重が絵を描いて、いつか一つの作品を作ろう・・・と。
そして、付き合って100日目の記念の日に、彼は、自分で焼いた陶磁器を彼女にプレゼントするのでした。
しかし。
七重には、ミンに打ち明けられない、家庭の複雑な事情があったのです。その事情をミンに打ち明けられないまま、祇園祭・宵山のデートを最後に、彼の前から忽然と姿を消したのでした。
七重の家に行っても、すでに売り家になっており、友達にさえ、誰にも行き先を告げていなかった七重。彼女が見つからないことに絶望したミンは、一人、韓国へと帰国するのでした。
そして。
2年の歳月が経過し・・・。
舞台は、韓国。
日韓親善の絵画コンクールで賞を受賞した七重と、たまたま、その美術館に居合わせていたミンは、思いがけず再会します。
忽然と姿を消してしまった彼女に、未だにわだかまりを感じているミン。
二人は再会し、語り合うも、2年のブランクは埋められないまま、哀しい別離となってしまうのでした。二人とも、本当は、今でも互いに想い合っているというにも関わらず・・・。
国境を越え、言葉の壁を越え、育んでいた純粋な初恋は、果たして、成就することが出来るのか・・・それとも、このまま儚く終わってしまうのか・・・。
感想ですが。ネタバレにはならないように、気をつけて書きますね。
すごく良かったです(*><*) わたし的には、ツボな恋愛映画でした。
韓国の恋愛物らしく、非常に綺麗にまとまっていて、そして、切ないまでの「すれ違い」。
物語としては、特に、大きな展開があるわけではありません。
前半は、二人の出会い、そして、度重なるデート。
そして、そんな幸せで明るいシーンの合間合間に入る、ヒロイン・七重の複雑で暗い家庭の事情。
後半は、失意のまま別れ別れになった恋人達の再会と、再会したことによって、より鮮明になる互いへの愛情と、哀しみ。
多分、映画の中で、一番長かったシーンは、二人の度重なるデートや、その時の会話だと思うんです。
でも、それが、すごく綺麗で良かったのです~。
もう、これでもか!と思うほど、二人は、京都の歴史在る名所をデートするのです。
嵐電、桂川、トロッコ電車、保津川下り、南禅寺、清水寺、茶碗坂。
京都の美しさと、純粋な二人の恋人の様子が、とても綺麗にマッチしているのです。
もちろん、言葉は通じない二人。
互いに、片言のハングルや日本語、そして、時に、英語を交えて、意思疎通をしていく様子も、微笑ましく可愛かったです。
美しい古都を背景に、言葉が通じなくても、気持ちを通じさせていく二人。
その二人の美しさもさることながら、京都の美しさも、また、絶景でした。
現在、京都に住んでいる私ですが、普段、あまり京都が美しいって実感することは少ないのですよね。観光で来る際などは思うのですが、実際に住んでみると、慣れきってしまって、その良さに気が付かなくなっちゃうというか。
でも、この映画を見て、改めて、
「京都って、美しい町だなぁ」
と実感しました。
また、映画では、由緒ある寺社仏閣など歴史的名所だけでなく、京都駅ビルや大階段、新風館など、新しい京都の「顔」も映し出していました。
古の美と、現代の美。その新旧の魅力があます所無く、描かれていて、京都在住の私としては嬉しかったです。
それにしても、嵐電、桂川、トロッコ電車、保津川下り、南禅寺、清水寺、茶碗坂、将軍塚、新風館に、駅ビル。
すべて、私自身、一度は行ったことのある場所なので、見ていて、とても楽しかったです。
日本でブレイクした数多くの韓ドラを思わせる、切ないすれ違い。
「なんで、あの時!!!!」
と悔しくなってしまうタイミングのズレ。お約束ではあるものの、やはり、ウルウル来てしまいました。
自然と街の情景と登場人物の心情。この二つが、限りなく清らかで、見ていて心が洗われるような、そんな映画でした。
是非是非、好きな人と見て欲しい映画です! きっと、互いへの想いもまた新たに、好きな人と一緒に居られることの幸せを噛み締められることと思います。(私は一人で見たけど・笑)