★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

新たにハマってしまった小説シリーズ

2009年02月17日 | 小説・漫画・書籍
先週末は、20℃越えという、初夏の気温だったのに・・・。どうして、その直後の今日は、起きたら雪が積もっているのですか? お昼間もガンガン雪が降るのですか??

いや。
2月中旬という時期を考えると、今日みたいな天気の方が、当たり前なのは解っています。
とはいえ、たった、2日で、この差は何??
週末、本当に暑かったので、体が「寒い」という感覚を忘れてしまっていました。
なので、昨日からの冷え込み、そして、今日の雪は、なかなか体にこたえましたがなorz
いや、ホント。
体調、変になりそう。
っていうか、なんで、2月にそんなに暑くなるんだろ。やっぱり、異常気象とかなのかしらね? そう思うと、少し怖いですが。
何はともあれ、また、真冬がリターンズしたみたいです。

さて☆
最近、新たにハマってしまった、小説のシリーズがありまして。
今日は、そのシリーズを「ご紹介」という名の萌え語りです。
あれ?
萌え語りと言った段階で、すでに、それがBL物とバレてしまってる様な気がしますが・・・否定はしません・笑

で。
何の小説にハマったかというと、既に、既刊が20冊くらいあるという、壮大なシリーズものなのですが。
ごとうしのぶ:著 おおや和美:イラスト
『タクミくんシリーズ』という小説です。

ごとうしのぶさんの小説に関しては、前々から、すごく興味がありまして。
というのも、マイネ好きの方はご存じだと思いますが、小説版『マイネリーベ 運命の出逢い』。
そう、マイネリーベのノベライズ版を書かれた作家さんなのですよね。

ごとうしのぶさんの小説を読んだのは、それが初めてだったのですが、本当に、小説版マイネが面白かったので、彼女の他の小説もとても気になって。ちょっと、読んでみようかな~と思って調べたら、この『タクミくんシリーズ』がたくさん出て居ることが解りまして。
しかも、イラストが、おおや和美さん!!!!
私、おおや和美さんのイラスト、子供の頃から大大大大好きだったのですよね(*><*)
中学生の頃、おおや和美さんの表紙や挿絵に惹かれて、コバルト文庫のファンタジー小説をたくさん買っていました。ファンタジー世界の衣装やキャラクターが、それは、もう、美しくて美しくて。
で、それがきっかけで、前田珠子さんの小説にハマったり・・・と。

と言うわけで、ごとうしのぶさんの小説に、おおや和美さんの挿絵、そして、コミックス化されているものは、もちろん、おおや和美さん。

色々とツボなタッグに、興味津々だった『タクミくんシリーズ』でしたが、物凄くたくさん既刊が出て居るので。
何から読み始めて良いかも迷いますし、ハマった時に、全部集められるのかな・・・というのもあって、なかなか手を出せずにいたのですよね。

でも、『ロマンチカ』がきっかけで、雑誌『CIEL』を買うようになって。すると、その雑誌に、『タクミくんシリーズ』のコミックス版が掲載されていたりしてて。
とはいえ、思いっきり途中からなので、設定とかも解らないし、読んでも、ストーリーが把握できず。
でもでも、興味は沸くばかり。
そういえば、このシリーズ、去年くらいに、実写映画化にもなったんですよね。『タクミ君シリーズ』の第一巻『そして春風にささやいて』と同名タイトルで。
このテの作品の実写化は・・・う~ん、どうなんだろ?と思いますが(笑)、もちろん、映画を見ていないので、何とも解らないであります(^^)b

という感じで、色々と興味が沸いたので、第一巻、『そして春風にささやいて』を買って読んでみました。
とても古い作品でして、もともと、角川スニーカー文庫で出て居たらしいのですが90年代に入ってから、ルビー文庫の方で、再度出直したみたいです。
年月を経ても人気シリーズなのでしょうね。
店頭でみかけることは、あまりないのですが(単に、ウチの近所の本屋さんの品揃えの問題かも)、密林さんや7&Yでは、簡単に入手できました。

で。
本を読む前に、雑誌などで、私が簡単に仕入れていた前知識というのが。

この物語の舞台は、人里離れた山奥(近くの街に出るまでにバスで1時間とかかかるらしい)にある、全寮制の男子校、祠堂学院という所が舞台と言うこと。
主人公は、対人恐怖症というか、人間接触嫌悪症の葉山託生。
彼には3年前に亡くなった兄がいて、その兄の関係で、家族と上手くいっておらず。両親にも心を閉ざしているらしいということ。
で、そんな彼の心を開かせ、彼の恋人になった、崎義一(通称:ギィ)との学園恋愛ものだということ。

でも、『CIEL』に掲載されていたコミックス版では、タクミ君も、ごく普通な感じで、あまり対人恐怖症という感じでも無かったですし、また、コミックスでもキーワードになっていたタクミ君の兄チャンの墓参り云々・・・というのも、なんだか、ピンと来なくって。まあ、初っぱなのストーリーを読んでいなかったからですよね。

という訳で。
先日、7&Yから届いた、1巻『そして春風にささやいて』を読んだわけですが。私が、途中からコミックスを読んで、「???」と思っていたことが、この1巻で全部解りましたです。

なぜ、タクミ君が、人間接触嫌悪症なのか。
なぜ、亡くなった兄や、両親との間に確執があるのか。
なぜ、すべてを諦め、無感情で生きているのか。

などなど。
とても面白くて、夜更かしして、一晩であっという間に読み終えてしまいましたです。
どうしようっ、めっちゃ、続き欲しい!!
多分、1冊ごとでの完結物みたいなので、この第一巻を抑えておけば、あとは、どの順番に読んでも、大体解るのではないかのなぁ~と思うのですが。でもでも、順番に読んでいきたくって、早速、3、4、5巻を注文してしまったA^^;; 因みに、2巻は7&Yでは品切れてて、諦めましたが。

恋愛物、学園物としても、とても面白いストーリーになっているのですが、なんと言っても、この作品の魅力は、すごく綺麗で繊細・・・っていう所かな、と、私は思います。
とにかく、作品世界が、繊細で綺麗なのですよね。
作品自体が、とても神経が細やかでナイーブなタクミ君そのものという感じでして。

でも、驚くことに、この小説、初出誌は87年に『小説JUNE』で連載されたものだとか。
す、スゴイ。
20年以上前の作品なのですね!!!!

でも、20年経った今でも、コミックス版が連載されていたり、映画化されたり、そして、新刊が出たりするということは、それだけ、皆を惹きつける魅力があるんだろうなぁと。
で、その魅力が、作品の「美しさ」なんじゃないかなと。

1巻を読むと、主人公達の背景も解るのですが、タクミ君が過去に背負って来たものの重さ、両親を許せないわけ、死んだ兄へのわだかまりなどは、本当にショッキングと言うか哀しい出来事でした。でも、それを乗り越えて、ギィと育む愛が、綺麗だなぁ~と。

ハマってしまいました。
まあ、一気に、20冊もは集められませんし。とりあえず、ボチボチと読んでいきたいと思います~。

うんうん。
面白い小説に巡り逢ってしまった\(^0^)/


そうそう。
この『タクミくんシリーズ』。
品揃えの少ない、ウチの近所の本屋さんでも、結構、並んでいたのですよね。で、1巻を抑えたし、あとは、適当に見かけたのを読んでいくか・・・と、この間、本屋さんに行ったら。

全部、無くなってて、一冊もなかった(泣) 買いたかったのにぃぃぃ!! ・・・いや、まあ、だからネットで注文したんだけどね。
その代わりに、ズラ~と並んでいたのが、「純愛ロマンチカ」&「純愛エゴイスト」シリーズ!!!
その本屋さんは、ルビー文庫の棚は、本当に少しで、あとのほとんどは、ライトノベルが広々~~~占拠しているのですよね。
なので、限られた、少ないスペースで、何を店頭に並べるか・・・。
で、今、流行の方を持ってきたのかなと思います。

でも。
でもね。

去年の夏くらいに、私が、「純愛」シリーズがすごく欲しくて、そのお店に行ったときは、「純愛シリーズ」、ほとんど置いてなかったよね?
田舎だからか、全国の流行と品揃えの間に、若干、タイムラグがあるのかな?笑


という訳で、今日は、BL小説について、暑く萌え語ってしまいました~。