★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

映画『少年メリケンサック』

2009年02月20日 | 映画鑑賞記
今日も、映画鑑賞記をば。
先日、見た『少年メリケンサック』です~。

主人公は、契約社員のOL・かんな。
彼女は、レコード会社の新人発掘部で働いているのですが、その仕事っぷりはイマイチで、契約を切られそうな状態・・・。
そんな彼女が、mixi(笑)の動画で見た映像。
そこには、パンクバンドが暴れまくるライブが映し出されていました。
「これは面白い!」
そう思った彼女は、その映像を社長に見せます。
若かりし日は、パンクをやっていたという、パンクを愛する社長は、その映像を見て、
「これはイケル!!」
と閃きます。
自分たちの会社からCDを出すべく、契約を取る為にメンバーに会いに行ったかんなですが。

彼女を待っていたのは、映像に映っていたイケメンではなく・・・どう見ても、飲んだくれたオッサン・・・・。

なんと、彼女がmixiで見た動画『少年メリケンサック』のライブ映像は、25年前のもので!!!
『少年メリケンサック』は25年も前に解散したバンド・・・そして、メンバーは、皆、50前後のオジサンばかり。しかも、音楽をやっている人はいない。

それでも、妙にやる気になってしまった、元ベーシストのアキオと、真実を知らないまま勝手に全国ツアーなどのスケジュールを組んでしまった社長に追いつめられる形になり。
かんなは、社長に誤解を解けないまま、かつてのメンバーを集め、バンドを再結成することに。
けれども、やる気だけはあっても、全然まとまらない・・・というか、ぶっちゃけ下手すぎて、ライブにならないオッサンズ。
社長にも真実がバレ、どうらもこうにもならなくなったかんなのハチャメチャな奮闘記&元パンクバンドのオッサンズとの心の交流。


結構、予告編を見てて、「面白そう~~♪」と思っていたのですが・・・。
う~ん。
わたし的には、イマイチだったかもA^^;;
いや、面白いのは面白かったんだけど、それだけ・・・というか。
宣伝の割には・・・・・・・・・・って感じかな?

どうでも良いけど、ずっと、mixiで「映画『少年メリケンサック』にmixiが登場」って宣伝が載ってましたが・・・。確かに、冒頭から出て居ましたね、mixi・笑

昔は大人気のパンクメンバー、現在は、黄昏れたオッサンのメンバー達。
そして、何をやっても上手くいかない、崖っぷちOL。
ある意味、似たもの同士っぽい感じはいなくもないのですが(笑)、彼らが巻き起こすドタバタ劇や、まるでコントのようなやりとりは大爆笑でした。
一生懸命になりすぎて、空回りするヒロインと同様に、一生懸命やっているのに、時代から取り残されてるオッサンズ。
でも、彼らが、失敗して、惨憺たる状況を積み重ねながらも、何かに目覚めていく・・・いつの間にか心を通わせていた、という過程は興味深いです。

そして。
俳優さん達の演技は、見事でした~。
「篤姫」や「純情きらり」などNHKなイメージや、また、「NANA」のオシャレで可愛いイメージのある宮崎あおいちゃんが、見事に、ダメ子っぷりを演じていました。
ちょっとお馬鹿で、仕事もあまり出来る方ではなく、そして、恋愛も、ぶっちゃけイマイチな感のあるOLかんな。
でも、憎めなくって、実は、発揮できていない能力を持っている・・・。
そんな風に思わせる女の子でした。

そしてそして。
「誰も守ってくれない」では、犯罪被害者の身内の少女を守る刑事役だった佐藤浩市さん。
二枚目なイメージの強い彼が、飲んだくれオッサンや、ダメダメバンドの勘違いベーシストなどを熱演。
普段は見られない、佐藤浩市の演技だったのでは?
そして、あんな衣装&髪型の佐藤浩市さんも、かな~り珍しいかと・笑

とりあえず、「有り得ね~~~~!!!!!」な話です(爆)し、深く考えずに、彼らのハチャメチャ度を楽しめばイイかなぁ~と思います(*^^*)

そうそう。
気になったのが、ボーカルの彼。
25年前のライブ中の事故の後遺症で、今なお、色々と体や言葉に不自由があったハズなのに・・・いつのまに完治してるんだ・爆
ってか、あれは、最初から演技だったの? ・・・違うよね??
有り得ねぇぇぇぇ!!!!!
でも、まあ、皆が一丸となって為し得た奇跡の一環ということで、OK・・・なのか??

極端な話ではありますが、でもでも。
年を取っても、何かが出来る!そんな風に、元気になれる映画なのではないかなぁと思いました。

余談ですが、汚い系のネタが多すぎて、若干、胸焼け・笑

わたし的には、「まぁまぁかな~」って感じでしたが。
でもでも、何も考えずに爆笑して、ストレス発散にはなる作品なのでは?と思います。

あっ、空耳の「ニューヨーク・マラソン」!!!!!
まさか、あんな歌詞だったなんて。
ラストは大爆笑でした~っっ。