懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

古い町並み  桶屋

2011年11月04日 | 古い町並み
倉敷の阿智神社の下の通りに桶屋があった。
時代は安いプラスチックに代わっていた、そんな中で昔ながらの木製の桶屋さんがあった。
戦後プラスチック製品の開発により暮らしが飛躍的に向上した。
パソコン、テレビの電化製品もプラスチックなしではできなかった。
長年天然素材を使い人間が作ってきたものがプラスチックの開発でとってかわられた。
紐、糸、袋、容器、成型品が簡単に作れるようになった。
プラスチックの開発も素晴らしいが、古代から自然にある天然素材から糸や繊維、袋、容器を作った人間も凄い。平たい板を曲げて桶を作る技術も大したものだ水漏れを起こさない組み立て精度も大したものだ。
お願いして作業の過程を撮影させてもらった。
私の存在など気にせず黙々と作業をするのは職人である。
何年頃まで桶を作っていたか後の事はしらない。
鮨屋や古い旅館などから木製でなければという人もいたに違いない。