懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

岡山の茅葺民家写真展 -11 山懐に抱かれて その2

2014年05月09日 | 岡山の茅葺民家写真展
撮影場所 岡山県玉野市八浜

八浜はかっては児島湾の海辺の集落であったが戦後児島湖は締め切られ淡水湖となった。
昔は海辺の漁村だったが淡水化と共に漁業で生計を立てる者はいなくなった。
そんな集落の山沿いには農家の民家があった。
谷間の開けた土地に田畑がある、そこに茅葺民家の農家が一軒だけあった。
家の庭には収穫したサツマイモを干してあった。
裏の山に登り茅葺民家と集落を俯瞰した。
高いところから見ると集落の全景が見え家々の並びや形成が見える。
新興の住宅が増えるとそれは大きく崩れる。
昭和40年頃まではそんな町並みや集落の形が残ったが今は乱雑に家が建つている。

茅葺民家は下屋も棟も本瓦で葺かれた重厚な造りである。
四国や関西方面で見られる。