懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行  NO,129 秋田市の茅葺民家

2014年05月11日 | 日本茅葺紀行
両中門の民家で周囲は防雪風のための屋敷林になっている。
新潟、山形、秋田、青森の日本海側の民家は中門造りが多い。
外から入り雪の付いた雨具を脱ぐための土間がある。冷たい風が入らないように廊下に入る前に戸が付いている。
北国での生活の為に発達した民家のようだ。
現在の雪国の民家はテレビで見ていると中門造りは少ない。
車で帰り車庫から家に入るまで雪で濡れる事が少なく必要性が少ないのか。

こんな両中門の民家に出合うのは秋田の撮影旅行の楽しみである。
この民家はまさしく文化財である。
こんな民家に出合える事は民家巡りの冥利につきる。
あと10年ほど前に来ていたらもっと素晴らしい民家があったのにと言われた。
私も東北に本格的に撮影できるようになったのは定年後であった。