懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺民家 鳥取県智頭町の茅葺民家

2014年05月20日 | 茅葺き民家
鳥取県智頭町の因美線沿いに集落が広がる。
田舎の雰囲気そのものの集落である。
代掻きが終わり何とも落ち着いた日本の風景である。
水田はアジアモンスーン気候のおかげである。以前は降雨量が少なくても育つ陸稲を植えていたが用水が整備されて水稲になってしまった。稲の育つシーズンに大量の降雨がある。
インド洋や東南アジアで発生した水蒸気がはるか日本や北朝鮮まで運ばれ水稲が育てられるのは有難いことだ。美しい日本の田園風景を作っている。

外国からの旅行者も京都や奈良ばかりではなく日本の田舎の風景を見て歩くツアーがある。
外人さんはどんな物を撮影しているか見ると稲を干す風景や水田、野仏にカメラを向けている。茅葺民家も白川郷を紹介したら観光地のものでなく実際人が生活している茅葺民家を紹介してほしいと言われたと書いてあった。

智頭町の美しい茅葺民家もほとんど姿を消したのが残念である。
デジタル一眼を買った頃には多くの茅葺民家が姿を消したのが残念だ。
しかし、地域によっては茅葺民家も残っているのでそれを一軒一軒拾っていくしかない。