懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車 石北線常紋信号所

2014年12月17日 | 蒸気機関車
撮影場所 北海道石北本線

常紋は蒸気機関車の撮影ポイントであった。
急勾配の線路を喘ぎながら重連で登ってくる光景は絵になった。
煙が垂直に上がる程、スピートが遅かった。
撮影ポイントも沢山あるしスピードもゆっくりだし誰でも80点の写真が撮れるところだった。(露出とピントが合っていれば)

私の行った日は一日快晴だった。誰もいないと思ったら山の上から俯瞰撮影していた人々がぞろぞろ降りてきた。早朝から来ていて山の上で撮影していたのだ。
蒸気機関車を追いかけて撮影に出かけた人々も還暦を過ぎているであろう。こんなネガはもっているであろうか。現在はどんな生活や趣味をもっているのだろうか
写真は現在も撮っているのであろうかどんなテーマで撮影しているのか気になるところだ。
蒸気機関車の写真を見ると若い頃、情熱を燃やした自分がいた事を誇りに思えるのだ。
今は歩けない身体になっても過去の頑張りを糧に人生の希望は消えないものだ。

ここは峠になっていて駅と駅の間が長いので信号所を設けていた。特急が通過するときは貨物列車は退避線路で待っていた。
キハ82系の特急おおとりが通過している。タブレット交換をするため窓を開けている。
現在は信号所の役割は無くなっていると書いてあった。
写真展をした時にこの気動車はキハ182系かキハ82系かという話になった。
何人かでしていたら脇からこの当時、北海道にはキハ82系しかいなかった。馬力の強いキハ182系の導入はずっと後だっといった。鉄道から何十年も遠ざかっていた私は鉄道ファンは知識の塊であると思った。