懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,493 犬のいる風景

2019年03月04日 | 日本茅葺紀行

撮影場所 兵庫県旧社(やしろ)町

日本では犬は江戸時代までは放し飼いで庶民の家では地域で残飯をやり地域の野良犬として飼っていた。

猫も個人では飼わず地域の野良猫として飼わられていたようだ。

明治以降外人が住み欧米に習い犬は繋いで飼う法律ができたようだ。

戦後はそれでも野良犬が多かった。犬を捕獲する人が定期的に回ってきた。子供ながらにチャンコロか来たとか犬殺しが来たと恐れていた。

自分たちが餌をやっていた野良犬も餌食になった。首輪が付いていても放し飼いの犬は容赦なくチャンチュウ(捕獲用具)に首を挟まれ捉えられた。捕えられた時の犬の鳴き声はキャイ~ンと悲しいものだった。

茅葺の民家に放して飼っている犬が匂いを嗅ぎにきて吠えもせず去って行った。