懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 ワカメ干し

2019年03月26日 | 懐かしい物

撮影場所 倉敷市下津井

海岸でワカメ干しをしている。

乾燥させることで保存がきく塩漬けのもある。

今の時期の風景だ。二月頃から成長する。それが5月には一メートルに成長する。

おいしいのは二月頃の物だが量が採れない。4月になれば海岸や島に渡り採りにいっていた。

5月のゴールデンウイーク頃までは食べられる。

瀬戸大橋の橋脚の下は潮流も速く干潮に行けば鎌で刈れるほどある。

瀬戸内海は潮流の遅いところには生えない。しっかり根を張り生えているので鳴門の急流のワカメは名産品

ワカメも海に生えているのは茶色だからよく見ないとわからない。葉とめかぶと茎と根からできている。

葉を主に食べるが胞子のでるメカブや茎も食べられるられる。茎は捨てられるものだが乾燥させ佃煮が美味しい。

慣れれば海水の中に生えているのを見分けが付く。ワカメは茹でれば緑色になるが生は茶色である。

全国各地にワカメはあるようだ。山陰の岩場でも見かける。

海藻は海水に浸かったまま干す。真水で洗うとおいしくないし日持ちがしない。

ワカメを食べるのは日本と朝鮮半島だけだそうだ。タンカーや鉄鉱石の運搬船が荷を降ろしてバラスト水を積む水島コンビナートは下津井とは5キロの距離 ワカメり胞子の入っているバラスト水をオーストラリアや中近東 欧州で捨てるので活発に繁殖して海外で外来種としして嫌われている。ワカメを食べる食生活を教えるか料理を考えてほしいものだ。