撮影場所 京都府旧美山町
民家を山の斜面から撮らせてもらう。
民家は平地の正面から撮っても平凡な写真になる。二メートルでも脚立に上り撮ると風景が変わる。富士山も御殿場や五合目から撮っても迫力がない。
プロのカメラマンで車て移動する人は一メートルくらいの脚立を持っている。4WDの車の天井に上り撮影できるように梯子と足場を設置している人もいる。
近くに斜面や山があればそこから撮らせてもらう。住人にしたら茅葺民家を撮る者は迷惑な人間と思われただろう。
テレビ番組も鶴瓶の家族に乾杯や充電させてください。などはどこの家の人とも仲良くなり上がり込む。有名人だから受け入れられる面もあるが。
定年になった人間は全国の僻地(山の中の限界集落や離島)を巡り田畑を切り開きどう生きてきたか、人々の苦労の歴史が残るところでもある。今も暮らす生活の写真を撮らせてもらうと面白い。
民俗学の宮本常一氏が全国を歩いたように司馬遼太郎氏が歩いて書いた街道をゆくをマネてでもよいから自分の目と会話で旅をしたいものだ。