『先生っ! 壁を突破できました! ありがとうございます!』
『よし。 前へ前へと進むんや!』
『はいっ!分かりました!!!!』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何回歌っても、7分近くかかってしまう『伊野波節』・・・。
『もう一回やってみぃ。』
『・・・はい・・・。』
『やっぱり、じぇんじぇん長いよ。』
『・・・・・・・・・はぃぃぃ・・・。』
同じダメ出しを、何度も何度もくらいます・・・。
そしたら、テンポを上げればいいんじゃないの? 当然そう思いますよね。
でも、それは正しい答えではないんだと言われました。
『伊野波節』は、ゆっくりと情感込めて歌う唄・・・。
だから、テンポを早くすると、『伊野波節』ではなくなってしまうんです・・・。
テンポの問題ではないんです。それは自分にも分かっているんです。
でも、遅くなってしまう原因がどうしても分からない・・・。
遅くなる原因がわからないと、問題は絶対に解決しません・・。
(なんでやろぅ・・・・。もういややぁ・・・。)
歌い疲れと、自分の情けなさに、ただただボーッと放心状態の私・・・。
すると、普段は無口な先生が、私の前へ座りなおし
さとすように話し始めました・・・。
『いいか。 あんたは一回口から出した声を、いつまでも聞いとるんや。
一回口から出た音に、いつまでも気持ちを残したらいかんよ。
前へ前へ進んでいくんや! いいか! わかったか?』
『ハッ!!!』
・・・・私の中で、何かがパチッと弾けた瞬間でした!・・・・
「よし! もう一回やってみい!」
「はいっ! お願いします。」
もう一度、歌ってみます。 (前へ前へ・・・)と心で唱えながら・・。
すると! なんと驚いたことに、テンポを変えたわけでもなんでもないのに
長さは、一気に6分30秒に縮まったのです!!
・・・気持ちを変えただけで!・・・
「よし! これなら大丈夫や! 今の感じを忘れんようにな!」
「はいっ! わかりました!」
『三線って人生やなぁ。 先生ってすごいなぁ。』
なぜか、清々しい気持ちでいっぱいの帰り道。
『前へ前へ・・・。』と呪文みたいに唱えながらの帰り道でした。
『よし。 前へ前へと進むんや!』
『はいっ!分かりました!!!!』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何回歌っても、7分近くかかってしまう『伊野波節』・・・。
『もう一回やってみぃ。』
『・・・はい・・・。』
『やっぱり、じぇんじぇん長いよ。』
『・・・・・・・・・はぃぃぃ・・・。』
同じダメ出しを、何度も何度もくらいます・・・。
そしたら、テンポを上げればいいんじゃないの? 当然そう思いますよね。
でも、それは正しい答えではないんだと言われました。
『伊野波節』は、ゆっくりと情感込めて歌う唄・・・。
だから、テンポを早くすると、『伊野波節』ではなくなってしまうんです・・・。
テンポの問題ではないんです。それは自分にも分かっているんです。
でも、遅くなってしまう原因がどうしても分からない・・・。
遅くなる原因がわからないと、問題は絶対に解決しません・・。
(なんでやろぅ・・・・。もういややぁ・・・。)
歌い疲れと、自分の情けなさに、ただただボーッと放心状態の私・・・。
すると、普段は無口な先生が、私の前へ座りなおし
さとすように話し始めました・・・。
『いいか。 あんたは一回口から出した声を、いつまでも聞いとるんや。
一回口から出た音に、いつまでも気持ちを残したらいかんよ。
前へ前へ進んでいくんや! いいか! わかったか?』
『ハッ!!!』
・・・・私の中で、何かがパチッと弾けた瞬間でした!・・・・
「よし! もう一回やってみい!」
「はいっ! お願いします。」
もう一度、歌ってみます。 (前へ前へ・・・)と心で唱えながら・・。
すると! なんと驚いたことに、テンポを変えたわけでもなんでもないのに
長さは、一気に6分30秒に縮まったのです!!
・・・気持ちを変えただけで!・・・
「よし! これなら大丈夫や! 今の感じを忘れんようにな!」
「はいっ! わかりました!」
『三線って人生やなぁ。 先生ってすごいなぁ。』
なぜか、清々しい気持ちでいっぱいの帰り道。
『前へ前へ・・・。』と呪文みたいに唱えながらの帰り道でした。