国民民主党が大きく議席を増やしたことで今後の国会運営に大きなキャスティングボードを握る事となった
どの党とも連携と言うスタンスを取らず是々非々の関係を貫いてゆくと言う
それは当然の事でだろう、入閣の為に公約を曲げるのでは又同じ政治になってしまう
中道右派と言ったマニフェストを掲げているのを見てみると現実的にどうかと言う政策もあるが今までの自公絶対与党よりはずっとましだ
○所得税減税
・基礎控除等を103万円→178万円※に引上げ、年少扶養控除復活)
※1995年からの最低賃金の上昇率1.73倍に基づく
○消費税減税
・実質賃金が持続的にプラスになるまで一律5%、インボイス廃止
○ガソリン代値下げ
・トリガー条項凍結解除、二重課税廃止によるガソリン減税
○電気代値下げ
・再エネ賦課金徴収停止
・安全基準を満たした原子力発電所の再稼働
○現役世代の社会保険料軽減
・年齢ではなく負担能力に応じた窓口負担
(後期高齢者医療における3割負担の対象拡大、高額療養費の自己負担限度額の見直し)
・公的保険の給付範囲見直し
・後期高齢者医療制度への公費投入増による拠出金減額
・「教育国債」発行によるこども子育て支援金の廃止
此処に出ていない項目で自民党が多くの反対を押し切って年内に施行すると言う保険証の廃止がこの党は賛成である
私は東京新聞読者なので他の大手がどういう論調か解らないが少なくとも放送系、ネット系でも大半の国民は反対をしていると思う、前述のメディアでは賛成派20%台のはずだ、
しかし国民党議員団が「是々非々の政策案件」で是であるとしたらこの法案は成立する可能性が非常に高い、
政策と言うものが国民全体の是非であるならマイナンカードであらゆる国民の権利を集約すると言う事には「非」であると言う意見が大半どころかほぼ総意に近いのではないのか
しかし、政策施行は議員の総意で決定するとしたらやはりそのシステムは欠陥があると言えるのではないのか、
マニフェストの多くを吟味選定してこの党を選んだとしてもその中の「ここだけは選ばない」としても議席を得てしまえば個々の政策に関してそれこそ国民の「是々非々」は選択できないと言う事になる、
マイナンバーカード所持は任意のはずである、健康保険は社会保障の根源の一であり運転免許は国家公安委員会と言う政府が管掌しない筈の組織である、そして政府が掌握し管理すると言う事を国民の多くが嫌がっている、
高所大局から見てこの方が絶対良いと思い主張するのは構わないがそれが代議士、国民から国家運営を委託された国会議員が主張するのは「有権者・国民の代弁者」としての権利を大きく逸脱している、
まず、委託した国民に対して説明し納得して貰ってから国会で説明責任を果たす必要が有るだろう、
国会決議で全員一致は不可能だろうが多数決採決には必ず「少数意見の尊重」と言うものが付託される筈だ
有権者の総意が「紙の保険証廃止に反対している」と言う事は紛れもない事実だと思う、
燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや
のつもりか知らんが国会議員は国民の代議士で鴻鵠の訳はないし、燕雀の代表だと言う事を自らに銘じておくべきだ