十数年前、仕事で富士川に行った帰りに身延街道から河口湖に向かう道路の途中にドライブインが有ったので休憩方々寄ってみる事にした
車の入り口付近は銀杏の大きな木が有って黄葉は終えて散り始めていた
小さな食堂には野草と茸を売っている、
山菜と茸の入ったそばを食べ、売店を見ていたら平置で大きな茸が有った
「大平茸」と書いてある
名の通り直径が20cmもある茸だが見た目は間違いなく平茸である
こいつは鍋にすると良い出汁が出る、がこのまま入れたら鍋の蓋になってしまう、かといって見事な傘を切るのもなんか残念だ
一緒に売っていたナメコと生シイタケも買って帰りみそ仕立ての茸汁にする
大きな平茸は仕方なしいちょう切りにして投入した、肉も魚も入れず本だしと油揚げの薄いやつを一緒にいれた、
残り汁で山梨にちなんでほうとうを入れてみる、本物は南瓜が欠かせないのだが別に本物志向ではない、第一そんな物は無い、美味い酒の〆だからそれで十分だ,
話が前後した
店の前にベンチが有って車道から右に外れた所に小さな沢が流れていて此処には見事な楓が真っ赤になっていた
フィールド関係の仕事はこういう事が有るからやめられない
四季それぞれ、土地それぞれの顔が有って多少の疲れには代えられない
しかし、免許は後期高齢者だ、認知症テスト、高齢者講習と免許更改の4倍も掛かる
来年1月で書換だ、77歳だから今度は3年更改だが次の書き換えをどうしようか、女房子供は「返納しろ」というのだが未だ自由気ままなドライブは諦められない
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