オリジナル作品レッスンで
出来上がった生徒さんの作品の
ブログ展覧会 その⑪です。
Y・Fさん(ヴォーグ学園東京校)
「ヨットのネックレス」
お友達とのランチ会に
海の見えるレストランで
私が
ネックレスを
無地のセーターを
華やかにする為に
ヨット柄のビーズを強調 したくて
真ん中に多めに配置 し、
端は金具を使わずに
工夫しました。
直線に繋げただけなので
技法を工夫していきたいです。
いつも真剣な面持ちで
真摯に創作に向き合っていらっしゃるFさん。
今回もほぼ初心者の状態で
時間をやりくりしてレッスンに
通っていらっしゃいます。
「つないだだけ」とありますが
そんなシンプルなデザインが
一番難しいものですよ。
このヨットのビーズも可愛いのですが
キャラが濃いビーズゆえ
その扱いには皆さんも私も
非常に悩むところです。
それをこんな風にさらっとシンプルに
まとめられていてすごい!
小さな金具のアクセント、
両端のビーズのボリューム
そして工夫したという端っこのループと
それにつけたリボンの雰囲気。
どれもナチュラルな雰囲気のFさんに
ぴったりの作品に仕上がっています!(K)
「シルバーのシンプルネックレス」
揺れるピアス
クリスマスに
レストランで
私が
ネックレス、ピアスを
ワンピースを華やかにする為に
ネックレスはシンプルに仕上げたかった為
色をシルバーと透明、黒だけにしました。
黒がアクセントになるように
配置したところを工夫しました。
これも直線に繋げただけなので
今後は技法を工夫出来ればと思います。
こちらの作品も
とてもバランスよくまとまっています。
シルバーの大きなパーツですが
普通であれば、3個か5個の
奇数にするとまとまりますよ。
とお話するのですが、
今回に関しては4で正解のような
気がします。
なぜかというと
ひとつひとつの形や大きさが違うビーズを
ただまっすぐつなぐというデザインで
この4個というバランスの中の
アンバランス感が奇跡的に
ほど良くまとまっているのかもしれません。
デザインって奥深いものです。
最後に写真の撮り方ですが
窓際で逆光でというところまではOKですが
ちょっと光が強すぎて
とんでしまっているのが惜しい・・・。
もう少し柔らかな光にして
レフ板を立てること。
それから作品の周りの余白を
もう少しとると
もっともっと素敵に見せることができますよ。(K)
H・Mさん (ヴォーグ学園横浜校)
「黒のタートルと共に」(2連作)
新年会、レストラン
自分
ネックレス ブローチ
地味なニットを華やかに
レトロな感じ
古くさい感じにあえてしてみた
ビーズの処理がちょっと雑になってしまった
こちらも初心者のMさん。
レッスンでは毎回新しい技法に
奮闘されていますが
デザインの独創性の点では
目を見張る才能を発揮されています。
まずネックレスはこのジャラジャラした
ボリューム感を出すのに
見事成功されていますね。
普通であればTピンで
処理するようなところが
9ピンで作られていますが
そういう所もなんだか大らかで
私は面白いと思いますよ。
色の散らばせ方や
ボリュームの付け方が
作為的な感じがなくて
とてもお洒落です。
ブローチも、
「レトロ」「あえて古臭く」という
目標とぴったりで
アンティークショップの片隅に
ありそうな素敵な作品になりました。
まだペンチワークなどの
技術が伴っていなくて
処理が雑になってしまったとのことですが
Mさんのようなタイプの方は
一度基本的な技術を
しっかり身につけたあと
それを崩して
本来の「味」を表現できれば
もう天才的な作り手になれるのでは?(K)