ひとり気ままに

バツイチ女のひとりごと。離婚した人も、離婚を考えている人も、そしてこれから結婚する人も、「気ままな話」を聞いてください。

帰省する人になる

2019-06-03 01:00:37 | 日記・エッセイ・コラム

後追い日記です。

2019年6月1日(土)~2019年6月2日(日)

 

6月1日(土)

私の居場所がなくなってしまった。

アパートを引き払ってそう感じた。

離婚してすでに17年が経つ。

ひとりの私の居場所が心地よかった。

特に昨日まで暮らしていたアパートは自分が生活しやすいようにしていたのでなおさら。

「いつ行くの?」母から問われた。

いつなのだろう?まだ残りの荷物があるので迎えに来てくれると言うが、どうなんだろう。

「今日は行かない」

いつもはっきりしない予定を待つのにも慣れてしまった。

そして、次の手を考えておく。

「わからないことばかりね。結局、彼の仕事もわからないし」と母。

そうなの、私の将来はわからない事だらけなの。

 

6月2日(日)

結局迎えは来ない。

「いつ行くの?」と母。

「お昼食べたら行くよ」

「それなら駅まで送って行くわ」

ずっと地元にいて、何かあればすぐ駆けつけることができる距離にいた。

今度はそうは行かない。

だから、少しは一緒にいようと、昨日も一緒に買い物に行った。

車で帰るので残した荷物。

電車で帰るのならと、スーツケースに詰め込んだが重くて持ちあがらなかった。

荷物が重いのか、私の力がなくなったのか。

これでは海外旅行には行けないな。

スーツケースを軽くして、そのほかのものと一緒に箱に詰めた。

そして、宅急便で送る。

あとは、脚立と大きなクッションと1円玉いっぱいの貯金箱。

これは実家で預かってもらうことにした。

「次はお盆だと思うから」

とうとう私も「帰省する人」になるのだ。

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