やぶ蛇、というか、
問い合わせたことから、妙な展開になり、
私の仕事がさらに増えそうな。。
でも、気持ちとしては本当にやりたいことだし、
「ちょっとタイヘン!」とか「気ぜわしい…」というのは、
よく見れば、自分の「気持ち」がそんな状態、ってだけのことなのよねぇ。
『介護百人一首』など読ませてもらって、
平穏な心を呼び戻したいね。
車椅子散歩コースに彼岸花動かせぬ手にとんぼが遊ぶ
作者は介護職員の方に車椅子を押してもらって散歩。
そのとき、手にとんぼが止まってきた姿に、深まる秋を感じた(詞書より)、
という。
とんぼにしてみれば、動いていないからこそ、ちょうど良い休憩場所、と思って
止まってくれたのでしょうね。
セーターに両足入れて吾を呼ぶ笑いの泉持ちいる母は
『97歳の母は、少し認知症になって上着と下着の区別がつかなくなしました。
私ははいていたセーターを脱がせつつおかしくて笑い出しましたが、
母は何事かわからないまま釣られて共に笑いだしました。』という。
「笑いの泉」とは――、最高ですね
手の甲を濡らす尿(ゆばり)の温かさ母の命の証しと思う
『寒い中、夜中に何度も起こされてトイレをさせ』という状況で、
『飲んで出す人の営みを生きている証しとして確認しました』とのこと。
あぁ。。
私の体験では、飼育をしていた頃、
牛の世話をしていると、その尿が手にかかることがあるんです。
その温かさは、吾が子のそれと同じ。
それは生の営みそのもの。
みんなみんな生きているんだ――と実感じたことでした。