こないだ図書館で借りたのは2冊でした。
渡辺和子さんの 『置かれた場所で咲きなさい』と、
もう1冊は『少しだけ、おともだち』。こちらは朝倉かすみさん。
上の、リンクしたところにあるように、
ほんとうに仲良し? 女性たちの微妙な距離感を描いた8つの物語。
です。
まだ半分くらい読んだところなんですが、正直いって、
読み始めたときは、「エッ、、こういう本だったの 」って思った。
『置かれた~』の方は、 まるで天使のメッセージのようだったのが、
『少しだけ~』は、対照的に、
人間くさい部分が表面に浮き出ているんだもの。
それでも読み進めていくと、
心理描写がすごい と驚いた。
言葉にできない、もわもわした辺りまで、それなりに伝わってくるし、
感じたものや想いの微妙なニュアンスまで ありありと表現されている。
その辺りに ちょっと触発されそう――。
自分だったらね、
こんな風に文学的に書くことは望むべくもないけれど
日常のひとコマで良いから、自分の心の揺らぎとか さざ波なんかを、書き表していきたい…、
なんてチラッと思ったんです。
そうして、その一瞬一瞬をじっくりと見つめ直してみたい。
人は、それぞれ、
* しゃべるのが得意な人(そのまん~ま 喋ることが出来たりね)
* 聴くのが好きな人(「ふつう」に聴こえる耳を持っていて)
など、色々あるけれど、
そのどちらも不得手(困難)な、自分みたいな人間は、
* 書いてみる、
というのも「手」としてアリじゃないでしょうかね。