こないだ図書館で借りた本、
このタイトルと、
装丁などとっても柔らかくあったかい雰囲気に惹かれたんです。
(※上にリンクしたところで立ち読み、20ページ読めます。)
とても重い病をかかえた子、りお君、
彼の話した言葉(9才までの)を、お母さんが書き留めたものとか。
その子の名前は「いんやく りお」 (とても難しい漢字で、沖縄の方)。
読んでみると――、
う~ん、
これは「これは、こうなのですから、こうこうで…」というような
理論・理屈などとは別の世界なんですね。
自分のふだんの感覚も姿勢も変えて、
心の眼を用意して、そちらの世界に入っていく。
真理の世界。
本当に これ 子どもさんの言ったこと?
まるで天使が降りて来たよう
なんて思ったりもするけれど、
読み進めていくと、お母さんやお父さん(周りの方も?)の影響がありそう。
例えば、りお君が、朝 目を覚ますと、付き添っていたお母さんは、
「ああ、ちゃんと生きて目をあけてくれた 」と感激し、神に感謝するような、
そんな状態だったのですから。
重い病という 不運を嘆いたりするのではなく、
人には出来ない思いや体験を感謝する。
命の重みを ひしひしと実感する日々。
そんな家族の空気。
と言ってしまうと、他にもありそうな話なのだけれど、
これは かなり異なる。
私には うまく言い表せないけれど。
もう一回じっくりと読み返し始めました。