『一瞬の風になれ(1)』を読みました。
高校の陸上クラブに入った ある少年のお話。
スポーツには縁がない、っていうか、苦手な私が、
ついていけるかしら?って思いながら読み始めたけど、
分からない部分はそのまんまで 充分楽しませてもらいました。
だって少年が心に浮かんだそのまんーまを書き表してあるんですよ。
やべぇ。
はえぇなぁ(速いなぁ)!
とか、若者言葉そのまんま。
男兄弟がいない私には、新鮮でしたね。
で、言葉はそんなだけど、ちゃんと友のことを思って必死でフォローしたり、
自分自身をシッカリ見つめて反省したり。
未熟なりに真剣に生きている。
そうして青春を味わっている。
登場人物、それぞれに個性的で、
ったく しょうもない…って思っちゃったコもいるけど、
それなりに、彼なりに やってるんですよね。
で、この本の最後は、どんな形で終わるのかと思っていたら、
全く不本意な形でお仕舞いになってしまった。
でも、少年は「くそっ! 次こそは」って――。
これ、(2)(3)と続くんですよね。
読んでみようかしらん。