michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護8年。 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

話の伝え方、そして聴き方。心しなくては…。

2013-03-08 08:16:56 | ふれあい

5日におしゃべりした、サンデル先生の番組、

ほかにも感じたことは いくつもあるんですが、

その一つに、話すペース があるんです。

ひと言ひと言、とても丁寧にゆっくり、間をおきながら話しておられるようですね。

そして、一語一語を大切に、じっくりと話される感じ。

なので、分かりやすく、充分に伝わってくるんです。

 

  よく、特に専門家の方では流暢にペラペラと話す方がおられて、

  一見カッコ良く見えたりもするけれど、

  こちらは素人。話を理解しながら付いてくのに必死だったり。

  ご自分が伝えたいことを話したい、という気持ちも分かりますが、

  「分かりやすく、伝わりやすいように」という視点をもってくれたらなぁ、

  って思っちゃうんですけどね。

 

こういうことって、人によって感じ方や考え方など様々でしょうけど、

少なくとも、「多くの人に伝えたい」という場合には、

「日本語が分かる人なら、義務教育を終えたくらいの人なら

誰でもスッと理解できて」分かるように話す、

というような視点ももってもらえたらなぁ、って思ったりしますね。

 

  と同時に、自分が人に話すときには、

  「この人にスッと伝わるように」っていう視点があるか、

  心しておきたい、って思いました。

 

         

 

6日の『天声人語』は、グッときました。冒頭から最後の結論まで。

「 人はごく狭い知見や印象で全体を語りがちだ。 」

これなんですよね。。

 

最近読んだ文章で、まさにそういうものがあった。

ごくごく一面しか見ていないにもかかわらず、

全体を掌握しているかのように、上手に(!)書いてある。

しかも、昔々の話を、今も続いているかのように言っていたり。

 

  人の話を聴いたり、読んだりする時には、

  そんなこともあるかも、って

  よほど心しなければ、と思いましたね。

 

 

  

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