michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

100歳。それってめでたいの?

2024-02-20 06:18:20 | 介護

いつだったか、車のフロントガラスが、こんな結晶に。

 

もう2月も後半。3月が来たら、母は100歳になる。

よく「99歳、すごいですね☆ 100歳までがんばりましょう~」

なんて言われる。

「お陰様でー」なんて応えながら、心の中では少々戸惑ってしまうんです。

超高齢って、めでたい? それって素晴らしいことなの?

本人は、もうだいぶ前から自分の年齢を聞かれても分からず、「知らんー」。

周りがワイワイ言うだけ。

 

一緒に暮らしてると この頃、母の色んな言動に ビックリ仰天の連続。ため息ついたり、情けなくなって泣きたくなったり。。

 

ふと、母は心の中でどんなこと思いながら暮らしてるんだろう、って思えてきました。

 

食事はソフト食。自分で食べる。

おかゆや雑炊(ミキサーにかけ、網で漉してます)の上に、ソフト食のおかずをきれいに載せてトッピングしたり。味の組み合わせはどうでも良いみたい。まるで おままごと。

お汁など、片手で まるで山男の酒盛りのような手つき。ほかのことでも、マナーもエチケットもあったもんじゃない。とにかく省エネ。ラクならそれが良いらしい。 とにかく 自分流。

 そんなですけどね、ちょっと別の角度から見てみると――。

 

最近 私が不調なのを察してか、ほんのちょっとしたことで「ありがとう」と言うんです。

例えば、トイレして ベッドに戻った時、自分では毛布と掛け布団、両方かけることが難しくなり、どちらか1枚しかかけられない。それ見つけたら私が掛けてあげる。すると にっこり「ありがとう」。

ポータブルトイレの中身を空けて 戻ってきたら「ありがとう~」。

飲み薬、いつものように次の1週間分 セットしてる間じゅう、人間観察のように じぃーっと見つめてて、終わると「ありがとー」。

 

もう、こんな小さな家の、洗面所とかまで行くにも床を見つめて真剣に、手すりに掴まり 一生けん命にならないと辿りつけない。そういうような状態になってるのに、家族にそんな声をかけてくれる。

 私は、今の母みたいになった頃、そんな風にできるかなぁ、なんて思った。

 

 

 


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