minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

長崎ダグ満員御礼!

2013年07月15日 | ライブとミュージシャンたち
Dougという店名は夭折した天才ベーシスト、ダグ・ワトキンスの名前からとったそうだが、店主の人柄のせいか、若いジャズを愛する人達で店内が埋め尽くされていた。

初めての場所でどんなお客様が待っているのか、待っていないのか(苦笑)、スリル満点だ。でも来てくれた人達みんなに生音の、そしてジャズの楽しさを知ってもらえたらこんなに嬉しい事はない。

九州ツアーの今までのお店はどこの店もオーディオにこだわっている。生音に近い音でめいっぱいのボリュームで音楽を楽しむために、店主たちはマッキントッシュなどにお金をかけているのだ。それでもやはり生の演奏が一番な事は誰もがよく知っている。

一曲づつ快調に飛ばしていくTReS。ドラムの本田さんもだんだん私たちの曲に馴染んでいくのがわかる。
「本田君のドラム、最高だったね~。もっとこの店に出てもよかね~。」と知人でもあるマスターが嬉しそう。

そして、長崎出身の美人ピアニスト、小國雅香さんが聴きにきてくれたので、せっかくなのでアンコールで共演してもらう事に。彼女とは10年ほど前にヤヒロトモヒロと3人で九州ツアーしたときにゲストで何度かご一緒した事がある。板橋文夫さんの弟子だけあって、女性とは思えない迫力あるタッチで弾くのだ。アンコールは最高の盛り上がりを見せた。また、彼女は東京で演奏していた頃に、タンゴにはまっていたそうで、パブロ・シーグレル(ピアソラのバンドのピアニスト)に習った事もあったそう。小國さん、本当にありがとうございました!次回は一緒にピアソラもやりたいですね。

満員のお客様が演奏後も沢山残って打ち上げが始まった。一段落した頃に、「演奏させてもらって良いでしょうか?」と言われてもちろん、と答えると、サックスケースをみんな取り出して楽器をセッティングし始めた。えええ?なんだ、なんだ?このサックスの多さは!!?テナー2人、アルト2人、ソプラノ1人。それにRIOも加わって・・・。





ブルース、スペイン、とみんなが好きなレパートリーを演奏し始めたら上手な事!あとは音色だけですね。ご機嫌な演奏を披露してくれて私たちも気持ち良いお酒を頂きました。恐るべし、長崎!!!

7月14日(日)

翌日もマスターがレコードを聴かせてくれるというので、ダグ・ワトキンスなどを堪能させて頂きました。





お茶を飲みながら「やはり、昨日は凄い演奏でしたね~。」と感動し喜んで下さっていたのが本当に嬉しかったです。

また来年も宜しくお願いしますね!と約束して久留米へ向かう旅芸人たちでありました。




久留米ルーレット

ここは昔ながらのジャズ喫茶。昔のタローとかを彷彿とさせる店内でした。海の日の前日で、普段は定休日だという事で客入りは今一つでしたが、演奏はどんどんまとまりが出て来ている、楽しいライブでした~。

明日は太宰府Dolphy'sです。どんな出会いが待っているか、まだまだ旅芸人の記録は続きます。