minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

一難去ってまた一難・・・汗。

2013年07月17日 | ライブとミュージシャンたち
さて、昨日のバリトン事件のつづき。



昨夜教わった「パンパイプ」の凄腕修理人の江頭(えとう)さんに朝一番に電話をかけると、いつでも来て下さい、と快諾。江頭さんは昔々、石森にいた方で、私が中学生の時に通っていた頃の職人さんだった!優しい笑顔で待っていてくれたのだが、ここまでたどり着くまでにまたまた事件が・・・・。

太宰府のホテルでさあ、楽器屋に行くぞ、と荷物を積み込んでいるとドラムの本田さんが
「あ、譜面忘れた!」と言ってさっそく昨日のDolphy'sに電話したところ、譜面は見つからなくて(結局ドラムのケースに入っていた)、そのかわり、トシキのアイシング(腕を冷やすもの)の道具をお忘れですよ、と言われ、お店に立ち寄る事になった。このあと、忘れ物と紛失があいついだのだが、省略。

飯塚の楽器屋に到着したのは1時過ぎ。「バリトンの本体には異常はなかったので、3,4時間あればなんとか応急処置はできます。」と心強い江頭さんのお言葉。昨日の夜はどうなる事やら、と心配だったけど、福岡という大都市だった事も不幸中の幸い。こんな素晴らしい修理人に出会えるとは・・・神様、本当にありがとうございます!

なんともめずらしいルドルフ・サックスの2代目のアルトなどが飾ってあり「どうぞ吹いてみてください。」と話も弾む。しかしニューコンボに早く到着する約束をしていたので、楽器修理に1日預けて、代わりのバリトンサックスを貸して頂く事になった。なんて、ラッキーなんでしょう。ローA付きバリトンを前から吹いてみたかったRIOも喜んでいた。(いつも使っているのは古いタイプのセルマーなので、最低音がBbなのです)

リハーサルで試し吹き。

博多ニューコンボの隣りがホテル。なんと好条件のお店なんだろう!と感激しつつ、店内に入ると武家屋敷のように二階があって、奥にも横にも部屋が沢山ある。素敵な空間にびっくり。天井も高いので生音で十分いける。さっさとリハーサルをすませ、隣りのホテルにチェックイン。











こういう旅で一番嬉しいのはホテルのチェックインが早くてチェックアウトが遅い事。ゆっくり眠れる時間が少しでもとれるのが嬉しい。汗だくになって、リハーサルを終えて、ゆっくりホテルでシャワーを浴びて仮眠。これがあるので、なんとか毎日演奏してもやっていけるんだなあ。

8時スタートという事で7時半すぎにお店に行くと、トシキの大学時代の友人やリオの高校時代の友人、佐賀からは今回素敵なチラシのデザインを描いてくれた大河画伯も来てくれていて再会を喜んだのであります。感謝感謝感謝~~~。







気持ち良く演奏させていただき、さらに終了後にはマスターが料理上手なので、美味しい打ち上げが待っていた。初めての場所で演奏して、素晴らしい料理と出会いがある。赤字覚悟でミュージシャンたちをもてなして下さる有田さん、本当にありがとうございました。旅芸人はまだまだ頑張るぞ~!!

明日は東京では芳雄さんの法要が行われる。私はまたまた出席できず申し訳ないけれど、大分の宇佐市神の森ホールからご冥福をお祈りいたします。「子供たちを宜しく!」でね。