minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

室蘭、ふたたび。@Dear Debby

2016年09月20日 | 
ビルエバンスの大好きなマスター、清野さんが昨年お店をクローズされたと聞いてとてもショックだった。室工大のジャズ研の学生達と一緒にピアノを弾いたり、ジャズのCDを貸してあげたり、本当に音楽を愛し、若いジャズミュージシャンの卵たちを指導してきた素晴らしい存在でした。お店をたたんで、大事なピアノも売ってしまったと聞いた時は本当に悲しかったのでした。

ところが、今年4月に同じ場所で店名改め「Dear Debby」とし、再開したというニュースを室工大の学生から聞いてびっくり。

とにかく、よかったよかった〜。今回のライブが新店舗でのこけら落としのライブとなったのであります。

久しぶりにお会いする清野さんは2年前よりもはるかにお元気そうで、終始ニコニコ。やはり健康って大事なんだな〜。

そして、彼に育てられた室工大のジャズ研の学生たちとも今回で3回目の交流となり、今回もサックス6人、ピアノ、ベース、ドラムと9名がアンコールで共演することに。

今回の課題曲は「Un Poco Loco」と「Better git hit in your soul」。ラテンと6/8のブルースという結構難曲を与えてしまったのですが、リハーサルから全員がきちんと練習をしてきてくれて気持ちのよいサウンド。「ビッグバンドのようで、いいね〜。」と清野さんもご機嫌。





ライブも大入り満員、学生達もお店のファンの方もライブが再開したことに大喜び。そして、学生たちの加わったアンコールもみごとに決まり。リハーサルよりはるかに大きな音を出すサックスのソロ。リズム隊もしっかりしたビートでたっぷりとソロを聴かせてくれました。室工大も北大もジャズ研の人たちのレベルが半端ではないことを実感。来年はこの中の何人かが卒業してしまうので寂しいけれど、このまま楽器は続けて欲しいと願うばかりです。新人学生たちのこれからも楽しみですね。がんばれ〜。






清野さん、室工大のみなさま、お越しくださった室蘭のみなさま、本当にありがとうございました。来年も元気でお会いしましょう!!





Mizuho&スカイビューコンサート@小樽

2016年09月20日 | 
いつも札幌でお世話になる、Mizuhoさんとのジョイントコンサート。昨年に引き続き2回目の小樽でした。



Mizuhoさんのご主人、箭原顕さんが毎週小樽まで通って教えているコーラスグループ「スカイビュー」のコンサートにゲストで出演。




Mizuhoさんが歌詞を書いてくれた「Harvest Song」を久しぶりに演奏。素晴らしい歌声に会場中が圧倒されました。スカイビューのみなさまも終始楽しそうに歌っていて・・・やはり歌を歌うって素敵なことだな〜。と歌えないコンプレックスを持つ私は羨ましくて仕方ないので、ラストのアンコールではずっとサックスも吹かずに一緒に大声で歌ってしまいました(苦笑)。

ピアノの安斎亨さんも年に一度の共演ですが、素晴らしい演奏で私たちをしっかりサポート。ピアノの状態が酷かったので大変だったようですが、本番にはそんなことを微塵も感じさせず・・・さすがです。

いつまでもこの素敵なコーラスグループが続きますように。小樽のみなさま、楽しい時間をありがとうございました。

Mizuhoさんとは、10月8日の横浜ジャズプロムナード、9日横浜Bar Bar Bar、10日そごうの3日間ご一緒させてもらいますので、興味あるかたはぜひお越しくださいませ。

彰太さんと一緒。@札幌ジェリコ

2016年09月20日 | 
北海道ツアー2日目は札幌ジェリコでした。

ここでは2年前から札幌に移住された小山彰太さんと共演させていただいてます。今年は彰太さんが「Nimbaとカナビスの輪をやろう!」と言ってくださったので喜んで〜w。

彰太さんにとって変拍子はあまりやったことがないようで、いつも面白がってくださいます。

「TReSと一緒に演奏すると、本当に刺激になるんだよね〜。」大御所とは思えない謙虚なドラマーのお言葉。

自分の得意でないものに挑戦しつづけることこそが、進化につながる。そうして自分の引き出しを広げることに素晴らしいミュージシャンは常に貪欲です。
いつもそういう気持ちで音楽にひたむきに挑んでいる姿は私たちの目標でもあります。私たちもたくさんのことを彰太さんからいつも学んでいます。

1年に1度といわず、ぜひ東京に来た時もご一緒したいですね。大好きな彰太さんとのコラボライブ。とっても楽しかった〜!

お客様も大勢駆けつけてくださり、満員御礼。北大ジャズ研の若者達も「Nimbaを演奏会でやりました」と・・・。ひえ〜。

以前、カナビスの輪をやりたいのですが、と言ってきたので譜面を送ってあげたことがありましたが、今回は女の子のベーシストが「TReSと同じ編成でNimbaとかピアソラとかをコピーして演奏しています。」と言われてびっくり。本当に凄いな〜!!!いつか音源を聴かせてくださいね。

彰太さんも「じゃあ、俺も練習したいから一緒に演奏しよう。」などと打ち上げでも盛り上がりw。札幌の若者達、恐るべし。



十五夜の洞爺湖ライブ

2016年09月20日 | 
北海道ツアーの初日は苫小牧港に到着した私たちが向かった先は大好きな洞爺湖でした。





5年ぶりの洞爺でのライブにウキウキ。今年の春に亡くなった苫小牧阿弥陀様のツルさんの紹介で出会ったYさんたちがツルさんの思いを受け継いでくださって、「久しぶりにライブをやりましょう!」と立ち上がってくれました。

洞爺に向かう道中、羊蹄山を見ながら、目についてしまったトウモロコシの大量の皮と「ゆでとうきび」の旗・・・・。



先を急いでいたにもかかわらず、思わず立ち寄ってしまいました(汗)。そこのおじさんが「どこから?何やってる人たち?」「台風の被害はここらへんはあまりなかったんだよ。」など、とうきびの茹で上がるのを待ちながら話がはずみます。一本200円のゆでたてとうきびの美味しいこと!!そして、なんと帰り際にメロンを一つくださいました。いいの〜〜?「いや〜、台風の影響があったところに比べたら。こんなの安いもんだよ。」

いきなり北海道の人のあったかさを知り、感謝しつつ洞爺湖の会場へ向かうと・・・そこは温泉施設。







「来夢人(キムンド)の家」という温泉でおうどんやさんを始めたYさんが、そのスペースをライブ会場にして今回は手作りの美味しい食べ物(ピンチョス)、一流の焙煎人が作ってくれるコーヒーやジュース、などを用意してくれていました。5年ぶりに会えた愛ちゃんも元気そう。彼女の綺麗な作品が会場に展示されていました。



お客様も子供から大人までたくさんの人たちが集まって・・・5年ぶりに行ったYさん主催のライブを楽しみに集まってくださった方が大勢いたのです。



















洞爺湖のほとりなので、夕日も美しく絶景で癒され、さらに暖かい人たちとの交流に癒され、ライブも打ち上げも大盛り上がり。



夜中に外に出ると・・・本当に美しいお月様が怪しい雲の影から顔を出して。そうだった、今日は十五夜(しかも何十年かに一度しかない、本当の9月15日の十五夜)だったのです。





天国のツルさんがあのお月様と重なって・・・ニコニコと笑っているかのようでした。

また来年もぜひやりましょう〜〜!!と盛り上がった洞爺湖。大好きな人たちと素敵な場所で幸せな気分。初日からいいお天気。みんな、本当にありがとうございました!!