minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

テキーラ!

2008年04月18日 | 家族の日常
「テキーラのソロを吹く事になったんだよ。」
息子が譜面を持って帰って来た。本当はトランペットのソロだったのをアルトに変えて演奏する事になったらしい。
親ばかだとは思ったが、TpのBb譜面をさっそくアルト用(Eb)に書き換えてみる。う~~~ん、あんまり格好良いソロでないな。しかもリズム表示に「samba feeling」と訳のわからない事が書いてある。むむむ???

「資料用CDがあって、ソロが格好良いんだよね。」
と学校から借りて来たブラスバンド(東京佼成オーケストラ)の資料を聴かせてもらった。
ソロのトランペット、譜面と全く違うじゃん!だったら、アルト用のソロを書いてもいいよね!!!という事で16小節のソロを書く事にした(つくづく親ばか)。できあがった譜面を演奏してみると、息子が「お~~、格好良いじゃん!でも、まるで「母ちゃん」だな。俺に吹けるかなあ・・・。」

テキーラはラテンのリズムにサビの部分はスイングという、中学生が演奏するにはとても難しい曲だが、楽しく演奏してくれればいいんだけど。増々親ばかが炸裂しそうな予感...(汗)?!

偶然が重なって・・・

2008年04月17日 | 映画、本、芝居関係
チベットの「雪の国からの亡命」という分厚い本をやっと半分まで読んだ。とても面白いけど厚ぼったいからなかなか進みません(汗)。でも、私がNYにいた時期に一度だけ診ていただいたダライ・ラマの主治医のドンデン先生が「トゥンデン先生」として詳細に書かれているでは・・・!

図書館で山ほどあった本の中からこの本を選んだのはなんとなく・・・。NYでドンデン先生に診察して頂いたのもただの偶然。そして月1回の鍼治療に向かうバスの中で読んでいる本の中にドンデン先生が登場。

チベットの歴史など全く興味なかった私が、今まさに目からウロコ状態。それにしても、ダライ・ラマもドンデン先生も何と凄い人物なのだろう。ドンデン先生の医者になるまでのエピソードも沢山書かれていたが、想像を絶する勉強を積んで来ている人だった。

脈を診るだけで殆どの病気がわかってしまう。高山の貴重な薬草を3ヶ月間くらいかけて採取して、それを干したものから黒い丸薬を作る。若返る薬もあるそうな。恐るべしチベット医学。私もドンデン先生から、脈をとっていただき、ネズミの糞みたいなものを3ヶ月分頂いたっけ。日本に帰ってからも豚肉とメープルシロップは食べないようにして、飲んでいたのだ。どうして、豚肉がだめなのか、どんな症状だったのか、もう少し英語が堪能だったら、もっともっと聞きたかったな・・・・ああ悔しい。

今日は新宿までこの分厚い本を抱えてバスに乗って、鍼の先生のところへ行った(面白くて手離せない状態)。

先生「来月の中旬からチベットに行くんですよ。」
私「えええ?今、チベットの事が知りたくて、本読んでいるんです!先生はどの辺りにいつもいらっしゃるんですか?」
先生「ネパール側です。中国側は行きたくありません。あそこにいる中国人はチベット人を犬、猫扱いしているんで本当に気分が悪くなるんですよ。」

かなり過激な発言をされていたが、毎年2、3回チベットに行く先生が現状を目の当たりにしているのも事実。そして帰りがけにこれまた分厚いチベットの本を貸してくださった。2冊も厚さ10センチ以上の本を抱えてまたバスに乗る・・・重たい(苦笑)。

う~~~ん、何を信じればいいんだろう?もちろん、いろんな角度から物事を見つめなくてはいけないと思う。なんでもかんでも信じ易い性格の私を利樹は「そんなに鵜呑みにするのはよくない。少し疑ってかかった方がいいよ。」と助言する。そうだよな、一冊の本くらいでチベットの事がわかった気になったりしてはいけないと思う。でも自分から探そうとしなくてはいつまでたっても真実は見えてこない。いつになく、真面目な話題で私らしくないけど、とにかく不思議な偶然が沢山重なって、良い本と出会えた事は嬉しい事なのであります。



2大巨匠と...

2008年04月15日 | 家族の日常
中学の頃からの憧れのサックス奏者、渡辺貞夫さんのライブに行って来た。なんと、ワガン・ンジャエ・ローズ(per)の友人でもある、ジャセ・ニャンの歌も聴けていろいろと勉強になりました。

ライブ終了後にmingaのCDを渡す為に残って、貞夫さんにご挨拶。きちんとお話するのは初めてなのでいささか緊張。まるで女学生に戻ったように・・・(苦笑)。mingaの新譜を渡すと
貞夫さん「このCDの中にパーカッション、何人いるの?」
私「5人入ってます。ドラムはいないんですが。」
貞夫さん「うん、うん。ドラムいない方がいいよね。」

そんな事言っちゃっていいんですかああああ?なんて思ったけど緊張のあまり殆ど口も聞けず・・・(汗)。

その足で、ウルガへ。利樹が林栄一氏のセッションで出演していたのだ。到着した時にはすでに演奏は終了していたが、林さんと帰りにペーパームーンへ寄って、またまたいろいろと深い話を聞かせてもらった。

私にとって、至福の一日でありました。




改めて・・・・exils/亡命者

2008年04月14日 | 映画、本、芝居関係
まだまだ最後まで読めてはいないが、チベットの事が少しづつ理解できるようになってきた。粗忽亭さんが教えてくださった、この方のブログでもおおまかに理解しやすく書いてあるので、興味のある方はぜひご覧になってください。チベット問題早わかり

それにしてもダライ・ラマ14世、本を読めば読む程、凄い人だ!という事がわかってきた。迫害、亡命、今もなお、チベットのために平和のために奔走している尊敬すべき人物。

ダライラマのチベット、オシム監督の祖国ボスニア・ヘルツェゴビナ、そしてヒターノ、ゲバラのキューバ・・・etc。マイノリティの民族が迫害を受け、祖国を追い出されなくてはならないってどんな気持ちなんだろう。

日本がチベットのように隣国に占領され、肉親たちが離ればなれになったり、虐殺されたり、逃げ出さなくてはいけない状況にもしなっていたら・・・。想像するだけで恐ろしい。

この平和な国、現在の日本に生まれ育ってきて、こんな話無関係、と知らんぷりしていた自分がとても恥ずかしく思えてきます。かといって何ができる訳でもない、非力な人間だけど、きっといつか役に立てる事もあるかも・・・。

チベット問題とは関係ありませんが、亡命という事に少しでも興味を持った方は、現在上映中の「exils」もぜひ観に行ってください。DVDでは観られない映画です!

追記:以前にトニーガトリフ監督をルーマニアの監督、と書いてしまいましたが、関口善人氏によれば、『トニー・ガトリフはフランス人(父親)とスペインのジプシー(ヒターノ)の母親の間に、アルジェリアで生まれた』そうです。大変申し訳ありませんでした。ここで改めて訂正させていただきます。






お帰り!

2008年04月12日 | 家族の日常
おでんマックが戻って来た。1ヶ月と診断されたので1週間で元通りになってくれるとは・・・(涙)。しかもキーボードが美しい。って12万払ったんだから当たり前か。という訳で、my bookにもラップをかける。

それにしても、チベットの話題がネット上で沢山のぼっているのに、TVや新聞であまりきちんと取り上げられていないのは何故でしょう。起こった事件は報道しているのだけど、どうしてこうなったか、中国とチベットの関係などの深い話は一切してくれない。それなのに、文化人、評論家関係がこぞって取り上げているのだから、きっと大きな大きな問題なのだろう。ダライラマと中国政府の対話を求める声明文(略)

自分にとって、チベットはまさに遠い遠い場所。しかし、昔NYに3ヶ月住んでいた頃、Yちゃんの紹介でダライ・ラマの主治医だったドンデン先生に診てもらった事があるのを思い出した。やさしい笑顔の先生で「この薬(正露丸そっくりの苦い玉だった)を3ヶ月飲み続けてください。その間、豚肉とメープルシロップは食べないように。」って言われたっけ...。

また、鍼の竹村先生は毎年訪問しているので、その度に素敵なショールをお土産でくださる。そう考えていくと、チベットがだんだん身近な事に思えてきた。

自分の目で見て、自分で考えた事しかここの日記には書けない。あまりに無知なので、もう少しチベットの事について本を読んで勉強してみようと思い、図書館へ行って「雪の国からの亡命」という本を借りて来た。

ほかにもこの本がチベットの事がよくわかるよ、というものがあればぜひお知らせください。そして、今世界で何が起きているのか、少しでも知らなくてはいけないような気がする。そう、北京オリンピックが終わらないうちに・・・・。


ラップ作戦

2008年04月10日 | 家族の日常
先日のおでん汁事件以来、PC仮住まい状態なのでなかなか落ち着かない日々。

そういえばPCカバーについていろいろと取りざたされていたが、実は何度もPCカバーを付け替えた事があった。

しかし、Macのカバーは1種類しかなくて、それがすぐにふにゃふにゃになってしまう困ったチャンのカバーなのだ。息子はそれを嫌い、すぐにはずしてしまう。
何度換えてもすぐにふにゃふにゃ。。。

という訳で何か良い方法はないかと思っていたのだが、やはり主婦の発想は「ラップでくるむ」。

家にあるクレラップで試したら、これが密着性が低くてふがふがでお話にならなかった。次にワンラップというのを使ってみたらまあまあの密着性。しかし一重だとこのブログを書くくらいでもう穴があきそうに・・・。2重にして使用してみた。今度はキーボード画面が光って見づらい。

もう少し高級ラップにすればよいのか。これからラップカバーの研究に取り組みたいと思っている・・・?しかしかっちょ悪いなあ(涙)。

どなたかもっと良い方法とかこのラップがいいよというものがありましたらご一報ください(心霊現象とクラブ系ミュージック関係は結構です)。

「Exils・愛より強い旅」再上映!

2008年04月08日 | 映画、本、芝居関係
昨日のライブでも「Exils」についての話をしたところ、ファンの方が
「来週あたりから新宿の映画館で再上映するようですよ。」と教えてくれた。

私はすでに観た映画なのでいいのだけど(もちろんまた観てもいいと思っている)、この映画にインスパイアされて作った「Exils」を演奏するたびに
その映画、どこで観られますか?などと聞かれると困ってしまう。
何故かこの映画だけDVDになっていないのだから・・・。

それが、4/12~4/18まで、新宿バルト9にて再上映されるようです。
ぜひ観てくださいね!たったの一週間です!
貴重な情報をありがとうございました。

トニー・ガトリフ監督にどうしてもこの「palpitante!」を聴いてもらいたくて、なんとかならないものかと試行錯誤していたところ、
なんと「ジプシー・キャラバン」を監修されていた、評論家の関口義人氏が「palpitante!」を気に入ってくださり、昨日のピットインにも来て下さった。しかもトニー・ガトリフ氏とお会いしているそうな・・・・?!

またまた素敵な事が起こりそうなパルピタンテの予感。

興奮の坩堝

2008年04月07日 | ライブとミュージシャンたち
ピットインCD発売記念ライブにお越しくださって本当にありがとうございました。

いやはや、またもや凄いライブでした。MINGAは楽しいなあああああああ。

踊ってくれたお客様たち、ありがとう。嬉しかったです。言葉で言い表せないくらい幸せです。素晴らしい音楽家たちとMINGAを聴いてくださった方たちとの一体感。これこそ、まさしく素敵な出会い。音楽の神様にも感謝.


写真提供:津田啓三郎氏

おでんの汁で12万!?

2008年04月04日 | 家族の日常
渋谷のアップルストアに行ってきました・・・。

「おでんの汁ですか?私の友人でウインドウズに焼酎こぼして10万5千円かかった人がいますが、水でぬれると高くつくんですよ。」
と言いながら「では、PCをチェックしてきます。」と別室へ。

5分後、デジカメで中身を写したものを見せながら
「やはり、ロジックの部分がぬれていました。修理に出すと94500円かかりますがどうなさいますか?」
「中のデータはそのままで返却されるのでしょうか?」
「それは保障しかねます。もしバックアップが必要でしたら、さらに18690円かかります。それでもデータがバックアップ可能かどうかは保障できませんが。」

「新しいMACが12万で買えますよ。」

自分の今のPC(IBOOK G4)でしか使えないものがかなり多く(アップルワークスのドローでいろんなものを製作してきたし、フィナーレも新しいマックには対応していないようだし・・・)散々悩んだ挙句に修理することに決めた。


某ピアニストに「修理に出すときは、データ消さないようにって念を押さなくてはいけませんよ。」と指摘されていたのだが、
「こちらでは全くその保障はできないのです。ですから、データは消去されても仕方が無いという条件にサインしていただき、そこから修理が始まります。」
と先制攻撃。そのために、バックアップの費用は別に料金がかかり、さらに2週間待ちなのだそうな。それをやってから修理にかかるらしく、合計で1ヶ月以上戻ってこない事になった。

これって、飛行場で「この楽器が壊れても保障できませんが、ここにサインを!」と言われ、泣く泣くサインして飛行機に乗るのと同じ、一種の脅迫だな、などと思いながらも早く直して欲しいからやはりサインしている私。

しかももし気が変わって他のPCに買い換えるからやめます、なんて言おうものならキャンセル料が2つ分(修理とバックアップ)で9240x2・・・18480円もかかるそうだ。

あ~~~~~~~ん。これはかなり痛い。明後日の大切な資料とかが手元にないのだ。どんどん困ったことが発覚していく・・・(汗)。もうどうにでもなれ、と半ばやけくそ気味。しばらく「おでん」の顔もみたくない。

緊急事態発生?

2008年04月04日 | 家族の日常
昨日、某ギタリストのPCが壊れたという日記を読んで、ああ、可哀想に。私のPCはまだ大丈夫だよな。なんて人事のようだったのに、今朝起きてメールのチェックをしようとPCのキーを押しても・・・ウンともスンとも言わない。電源が反応してくれないのだ。

慌てて某ピアニストに電話したが、留守電で繋がらない。一人でただ呆然。とりあえず○ックカメラのPCサービスセンターに電話して「それはアップルストアに行く方がよいでしょう。」という事になった。

明後日に控えるピットインのレコ発のもろもろの作業とか、メディア関係ご招待リストとかがすべてバックアップされておらず・・・これは大変。マックって突然おかしくなるの?少し兆候とかがあるんじゃないの?

朝から晩まで家にいるときはほとんどPCの前に座っている状態の私。どれだけPCに依存していたかがわかる。携帯メールは全くやらず、何でもかんでもPCに頼りきりだったのに・・・・。

昼近く、相棒が起きてきたので「PCが動かなくなっちゃったのよ~(涙)」というと
「やっぱり・・・・」
「え???」
 「昨日の夜中、おでんを食べてるときに汁がキーボードにちょっとかかっちゃったんだよね。」

うそおおおおおおお!原因はそれかあ?おでんの汁なんて飛ばすなよ~~!!と怒ったところでマックは再起動してくれない。これから予約を入れたアップルストア渋谷店に行ってきます。とほほほ。

という訳でしばらくPCが手元になくなるので急用の方はお電話ください。(このブログは利樹のPCを借りて打ってますが、ウインドウズって使いずらいなあ。)私の愛するマックが一日も早く回復しますように。