ちい Road

料理中心、時々戯れ言

昭和レトロ ラヂオ

2011年10月19日 | Weblog

倉庫からメチャメチャ埃をかぶったカセットラジオレコーダーが
出てきました。埃というよりゴミのように分厚く積もった埃を拭き取って
みました。

ご丁寧に電源コードも取っ手に巻いてあったので
「まさか動かんよなぁ」(今なら作動すると言うか・・)と思いながら
コンセントに挿してみました。
数十年電源を入れてなかったしスイッチの具合が悪かったのか
AMラジオは鳴らず、FMが受信できたときはしょっと感動しました。

AMとFMのスイッチをガチャガチャ触っていたらバリバリバリという音と共に
AMラジオもきっちり聞こえるようになりました。

カセットテープもちゃんと再生できてこれまた感動。
ナショナル製品ですが何十年前の製品なのかわかりません。
もちろんカセットテープのカウンターはアナログで数字の書いたギアが
回ってカウントする機構だし軽くタッチして
機械的に再生する機構ではなくガチャっと強く押し込むとヘッドが下がり
再生される機構は昔ならでは。

もちろんステレオではありませんが内蔵マイクや外部マイク入力端子、
音声の外部入力端子などもあり機能は充実しています。

中学生の頃はステレオ再生できるものは家にはなく、
学校の音楽の時間にクラシックなどの曲を聴くくだいなものでした。
日本橋で電気街で店頭に置いてあるステレオに「わぁ!右と左と違う音が聞こえるで!」
と友人とびっくりした記憶があります。

テレビももちろん今のように当たり前のようにステレオではなく
家にあったものは音声多重アダプターを取り付けると音声多重放送が見られるという
テレビでした。
「音声多重クイントリックス」というCMの歌を今も覚えていますがCMするくらい
テレビのステレオ化も新しい技術でした。

ステレオ化といえばレーザーディスクのハードが「デジタル技術で静止画面にできる」
というのが出たときまだまだ高価だったものを買ったときは家のテレビはステレオでは
ありませんでした。
1985年に就職して初めてCDが再生できる当時はまだナショナルブランドのCDラジカセというものを買いました。
そのCDラジカセはスピーカーが本体から離すことができ、今で言うミニコンポのような大きな
ラジカセでした。家でCDを再生できる初めての機器でもありました。
それにレーザーディスクに繋いで再生して映画などを見ましたがそんなラジカセでも
今まで聞いたことないような迫力で感動した覚えがあります。

ずいぶんと小さく、そしてステレオになっている今のラジカセと見比べると
技術の進歩を感じます。
コメント (3)
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