この作者、浅井リョウさんといえば「霧島、部活やめるってよ」でデビュー。
あれから10年。
様々な企業からの原稿依頼にどのように答えたか、そういう事柄を小説にしたもの。
企業といっても超一流ばかり。
森永製菓、アサヒビール、サッポロビール、JT、小学館「Oghi」、朝日新聞出版、KADOKAWA、JRA、早稲田文学、集英社、資生堂、銀座百点、小学館、朝日新聞、JA共済、集英社、講談社
すごい企業ばかりからの依頼
発注内容は、、、例えば森永製菓
人間を主人公としたキャラメルが登場する小説。
「森永ミルクキャラメル」のイメージである「懐かしい」「親しみがある」「ほっと一息できる」「幸せな気分になる」といった世界観を主軸として、読後に「いいよね、キャラメル」と思えるような心温まるストーリー。
文字数は、247文字×三話分。三箱揃えれば一つの物語が楽しめるという仕組み。
こんな細かい依頼で、すらすら書ける才能は素晴らしい!
それに、身近にモデルになるような人物がいないとイメージできないんじゃないか、架空の人物を思い浮かべる事の難しさ。
やはり作家さんはすごいなぁ、と面白く読みました。