「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

目黒のさんま祭り

2008年09月07日 | Slow Life
目黒のさんま」という落語の題目にあてこんで、目黒ではさんまを街のキャラクターにしているようで、目黒図書館の検索機械の愛称は「さんま君」だった。

それはともかく、品川区の広報誌で「目黒のさんま祭り」なるものを見つけた。そういえば、目黒駅があるのは私が住んでいる品川区(ちなみに、品川駅は港区)なのだ。

何でも、さんまの旬を迎える秋のこの時期、落語の寄席ができたり、生さんまや炭焼きさんまの無料配布がある祭りらしい。都内在住の知人に聞いてみると、皆行ったことはないけど祭りは知っているようで、そこそこメジャーなイベントらしい。

珍しく近場でのんびり、と思っていた週末なので、混雑する昼より前に…と軽い気持ちで出かけてみた。

祭り会場まであと少し、となったところで、異常に長い行列を発見!これはサンマをもらう人の列に違いない。しかし、目黒駅前まではまだ1Kmほどあり、行列はぐるっととぐろを巻いているようで、予想以上に大混雑。

こんなに並んでまでさんま食うか?という気もしないではないが、他に予定もないし、せっかく近所の祭りだから…と列につく。どうやら3時間待ちという噂も聞こえてきて、まさか…と思いながら文庫本を読んで待っている。

その間にもどんどん行列は伸びて…きっと2千人くらい並んでいるよなーと思いながら、ここまで待ったのでと思い、辛抱強く待っている。「さんまは6000匹あるので、皆さんの分もあります。もう少し御辛抱を」という実行委員の方の声に励まされ、2時間経過。横入りしようとする人もいて、小競り合いも起きる。うーん…。しかし、今さら列を抜けるのも悔しい

文庫本を2冊読み終えたころ、ようやく祭り会場が見えてきて、遠くにさんまを焼く白い煙が立ち上る。

並んでから3時間、ようやく炭火焼さんまをゲット。岩手県宮古直送のさんまに、徳島県神山町産のすだち、栃木県のべったら漬けが添えられ、アツアツをいただきます。うーん、うまい!

しかし、さんま一匹のために3時間並ぶのは…もういいや。

六ヶ所村通信

2008年09月07日 | Slow Life
六ヶ所村通信Vol.4を見た。
http://www.rokkasho-rhapsody.com/_dvd/dvd

原発から1年間に出る放射性物質をわずか一日で排出するほど問題の多い
核燃料サイクル施設がある六ヶ所村の今を伝えるDVDである。

2年前、核燃施設に揺れる地域の人々の姿を淡々と描いた映画「六ヶ所村ラプソディー」を見て、電気を使ったツケを地方に押し付けている状況に無関心ではいけないと思い、映画に出てきた「花とハーブの里」を訪ねた。

それ以来、映画の反響で随分多くの人が彼の地を訪れているようだが、核燃再処理施設は問題を起こして本稼働が何度も延期になっているとはいえ、まだ本稼働に向けて放射性物質を排出し続けている。その後の六ヶ所村はどうなっているか気になっていた。

六ヶ所村通信を見ると、花とハーブの里の菊川さんをはじめ、植樹する正木高志さんやセヴァン・スズキ、ラップアーティストのカクマクシャカなど、知っている顔がいくつもでてくる。懐かしい思いとともに、自分もまたこの問題に積極的に取り組んでいかないと、と思う。

今日の上映会は、埼玉の生協が企画したようで、6人ほどの視聴者しかいないこじんまりとしたものだったが、手作りの歌で六ケ所村への想いを伝えるシンガーソングライターの型を招くなど、なかなか思いあふれるものだった。また、その歌を聴いていても、みんな、それぞれのやり方で、できるところから、思いを伝えようと頑張っているんだと、励まされた気がした。