東京の地下鉄の駅で配っているフリーペーパー、Metroミニッツの、「芦川植樹ツアー」に参加しました。
この企画は、「ふるさとツーリズム」と言って、都会に住む人が(自分の田舎以外にも)もう一つふるさとを持とう、ということを目指し、各地を訪れて地元の人たちとの交流を楽しむ、というもの。「田舎体験なんてどこにでもあるので、きっかけを提供して知ってもらい、良いところだと思ってまたその地を訪れてくれることにつなげたい」ということのようです。
エコツーリズムの精神でその土地の自然や人とのつながりを感じ、それに基づいて日々の暮らしを見直そう、という「スローツーリズム」とも重なる部分がありますね。
今回は、私が昨年から応援する、湖と石和温泉に挟まれた山里であるを舞山梨県笛吹市芦川を舞台にしたツアーということで、どんなツアーになるんだろうと参加しました。これまでの味噌造り体験などではあまり人が集まらなかったけど、このような媒体ならどういう人が集まるんだろうという興味もありました。
まず驚いたのは、30代前後の若い女性参加者が多いこと。田舎体験のイベントなどに行くと、通常は年配の方々が多いのですが、やはり都内OLが読者層となっている雑誌ならではですね。しかも、いまどきの若い女性は、「ふるさとツーリズム」とか「植樹」とかに、こんなに興味があるんだ。。。意外というか、(ニーズの)あるところにはあるんですね。)
新宿から僅か2時間強で芦川の直売所「おごっそう家」に到着。地元野菜とキノコご飯の昼食をいただき、上芦川集落の古い街並みを散策したあとは、いよいよ地元の方と我々参加者が二人一組となってイロハモミジと芝桜を植えます。紅葉時期には、周りの山に黄色くなる木が多いので、赤いモミジがあるといいね、ということのようです。
私は、地元の陽気なおばあちゃんとご一緒しました。そのおばちゃんとは、その後のBBQでもご一緒にお話しし、「今度、木が大きくなるのを見に来て、ウチへお茶にでもいらっしゃい」と、お声がけを頂きました。まさに、「ふるさと」を感じられるような、温かくてうれしい一言です。
芦川の静かな秋の風景と温かい人に癒されます。