「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

舞鶴から天橋立、丹後半島へ

2014年09月23日 | 福井近県の旅

9月の3連休、夏休みもほとんどとらなかったので、ふらりと旅に出ました。7月に全線開通した舞鶴若狭自動車道を通って、まずは福井のすぐ隣、舞鶴へ。

舞鶴では港や赤レンガパークに立ち寄る予定でしたが、トラブル発生でかなわず…。それでもまずは飯をと、人気の道の駅、お魚とれとれセンターへ。ここでは、市場の雰囲気の中、隣の食堂でご飯を買い込み、魚をさばいてもらったり、魚介を焼いてもらって食すことができます。こういう「漁港のにぎわい」が福井にも欲しいのですが・・。

 

魚や魚介惣菜の種類もそれなりに豊富で、かなりの賑わいです。夏が旬の岩ガキにも間に合いました!

天橋立は以前も行ったので、今回は、ルート上にある眺めの良い公園から、横に真一文字に見える天橋立を眺めました。こちらの公園、「元祖股覗きの地」と書いてあったので、お決まりのポーズもやってみました。(やはり縦一文字に見えた方が迫力がある・・・)

 

その後は40分ほどドライブして、若狭湾の西端に近い、伊根町へ。ここは、建物の一階部分が漁船を収納するスペースになっている舟屋が立ち並ぶ地区として重要伝統的建築物保存地区に指定されています。今夜はこの近くに泊まるので、まずは高台からの遠景をパチリ。

10分ほど離れた隣の集落にある静かな民宿「しばた荘」が今宵の宿。「簡易宿所」と看板に書いてあり、想像以上に鄙びた宿でしたが、海沿いの車もあまり通らない小さな集落。目の前の海からさっき揚げてきた魚が食卓に上ります。アオリイカ、イシダイ、ヤガラ、甘海老、カンパチの刺身のほか、煮魚やサワラの味噌漬け焼き、揚げ出しなど、美味しい料理がたくさん並びました。

 

翌朝、このあたりは東に若狭湾が開けているので、日本海なのに海から日の出が見られました。朝日を浴びながら浜沿いを散歩していると、漁から次々と漁船が帰ってきます。獲った魚を見せてもらっていると、その場で漁師さんが小さなアオリイカを手でさばいて、まだ透明でピクピクしているイカを食べさせてくれました。甘くて歯ごたえあって絶品!

  

静かな海沿いの町を満喫しました。

   


越前漆器の町・河和田にて、アートで町おこし

2014年09月23日 | 福井のミミより情報

畑のある鯖江市河和田地区は越前漆器の町。ちょっと路地を入ると、木地、塗り、など工程ごとに分業化された漆器職人さんの工房があります。その河和田地区で、10年前の災害時のボランティアがきっかけで町おこしアートに取り組む学生とのコラボレーションで、町中にアートを飾ったり、路地に出店を出したりして、路地をぶらりと歩いてもらおうというイベントが開かれました。

  

普段はなかなか入りづらい職人さんの工房が解放されていて、そこで掘り出し物が売られていたり、古民家を利用して学生がカフェを営んだり、ギャラリーが開設されていたり、路地ではフリーマーケットや出店が出ていたり…。町中にそこはかとなくアート作品も飾られ、天気も良いので結構な数の人も街歩きを楽しんでいて、なかなか良い雰囲気です。

  

路地の奥にあるその名も漆器神社では、4年に一度しか開帳されない漆塗りの格子天井を見ることができました。

 

瀬戸内国際芸術祭や越後の大地の芸術祭など、アート作品展を通した地域活性化が盛んですが、ここでもこじんまりとした街の中に学生と地元の人たちとの取り組みがコラボレーションしていて、また地元の人の話に聞き耳を立てていると、地元の祭りに学生が参加して大いに盛り上がるなど、地域コミュニティにも新たな風を吹き起こしてくれているようです。

通り沿いの民家を解放した臨時食堂で、地元の人によるうちたてのおろしそばを越前漆器で食べながら、そんな手ごたえを感じました。

 

ゴールは、漆の里会館。最近できた越前塗の小型山車には、東尋坊、一乗谷朝倉氏遺跡、呼鳥門、西山公園のレッサーパンダなど、観光名所が描かれています。これぞ職人技。