「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

セーヌ川河口の港町 Le Havre ①

2021年07月24日 | パリから足を伸ばして
セーヌ川河口にある、フランス第二の港町、ル・アーブルに行きました。パリから直通列車で2時間20分。セーヌ川を6回渡って終点です。港町なんで当然海産物がおいしいだろうと、ランチで入ったレストランも魚料理を…と思いましたが、鱈よりはサーモンが好きなので結局サーモン(サーモンが英仏海峡で獲れるとは思えないけど)、ライムをたっぷり絞るのが美味い。ビールにも合います。
前菜が魚ならメインは肉ということでAgneau(子羊)を甘く炒めたもの。マッシュポテトが生クリームたっぷりで美味い。そういえば酪農の盛んなノルマンディーは乳製品も特産です。

もう一つのメインもサーモン焼き。ライス添えですがもちろん長粒種なんでソースと絡めないとパラパラで美味しくありません。

キッズメニューは肉と魚があったので、息子と娘にそれぞれ1つずつ注文。ハッシュドビーフは表面こそ焦げ目がついていますが中は赤身、ほとんどビーフタルタルのようで、子供にこんな生の肉は大丈夫かという気もしますが、まあフランス人は食ってんだから大丈夫だろうとタカをくくって食べさせました。名産であろう鱈は…撮影し忘れました。

昼飯をたらふくレストランでいただいた割には、特産の海産物を満喫できなかったので、夜はホテルでスーパーで買ってきた食材を広げました。夜はのんびりと部屋食のほうが落ち着くし、外食だと子供が料理が来るまで待ちきれないということもあり、最近はキッチン付きのホテルで部屋食というのが我が家の定番です。

スーパーでは、前から魚屋の店頭で気になっていた、小さいエビと黒くて小さい貝を買ってみました。魚屋のマダムに、このまま食べるの?と聞いて、そうよ、と言われてみたものの、エビの殻は口に刺さらないのか、貝は楊枝がなくても殻から引っ張り出せるのか、おっかなびっくり食べてみました。
 
ちなみに、エビはCrevette Gris(灰色エビ=ヨーロッパエビジャコ)で、日本でいう「川エビの唐揚げ」のエビみたいです。茹でたこのままでも食べられますが、殻が口に残るので、面倒くさいけど殻をむいたほうが美味しい。もしくは川エビみたいに唐揚げにしてみたいです。黒い小さい貝は、Bigorneau(タマキビガイ)。小さくて中から身を引き出すのに苦労しました。フランスでは貝の身を引き出す専用のピックがあるようですが、ホテルの簡易キッチンには見当たらず、四苦八苦した挙句果物ナイフの切先でつまみ出して何とか食えました。歯ごたえも味も悪くないけど、小さすぎて、引っ張り出す手間を考えるとあえてもう一度食べたいとは思わないかな…。(当然のことながら、妻と息子は、おっかなびっくり少し食べただけで、好奇心いっぱいの=好き嫌いをまだ言わない)5歳の娘と私で頑張って片づけました。

あとは、ノルマンディー名産のクレープ、ガレットと、シードル。
ノルマンディーは気候が寒冷でブドウが採れないということから、ワインよりリンゴのシードルが特産です。アルコールもビール並みで、値段もビールより安いくらい。左の250ml便は1€でした。日本でももっと気軽にシードルを飲めるといいのに…。