「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

小川町で壁塗り

2008年09月28日 | 農のある暮らし
建設中の友人の新居の壁塗りを手伝わせてもらうべく、久々に埼玉県比企郡小川町を訪れた。もう早い田んぼでは稲刈りをしている。田んぼ沿いの彼岸花が秋を感じさせる。

友人の田んぼでも、穂を垂れた稲が黄金色に輝く。でも、有機栽培の稲は、慣行栽培の稲に比べて実っても青い部分が多いそうで、向こうの田んぼと比べてみると、色の違いが歴然。

いよいよ友人宅で壁塗り。地元の大工さんが地元の木を使って建ててくれている家の一部の壁面について、自分たちで壁を塗りたいということで、竹を割って縄で結び、土壁の土台をつくり、粘土をこねて土壁を塗っていく作業をやっている。

以前一度だけ、知り合いの自然食品店のオープンに際し、外壁の一部を塗るのをやったことがあるが、本格的な家造りの一部となると初めて。家って、大工さんや工務店がテキパキと建てるイメージがあったけど、実際に携わってみると、いろんな人の手がかかる、細かい作業の積み重ねなんだなーというのを実感する。

肝心の壁塗りはというと、ずっしりと重い粘土を左手に、右手のコテで竹組の壁に盛り付けていく。結構思ったよりも力が要る作業。3m幅の壁面に、1.5cmくらいの厚さに塗っていくのは、結構粘土を使うし、時間もかかる。ましてや、表面を均一にきれいに仕上げようとするとなかなか難しい。

昼過ぎに初めて暗くなる頃にようやく一画を塗り終わる。うまくできたかどうかはともかく(といったら施主は不安になるだろうが)、実際に日常的に住む家作りにかかわるというのはとても魅力的だと思った。

ほんの一部とはいえ、自らは勿論、友人たちが携わって作り上げた家に住んで、人に集ってもらうのは素敵だろうなと。久々に自然の中で風を感じ、鳥の声に耳を澄ませながら、そんなことを感じた楽しい壁塗りでした。

打ち上げの地ビールもサイコーでした。合掌。

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