いよいよ旅のクライマックス、アンコール遺跡へ。
日差しの観点から、午前中は3Km四方の都城内に遺跡が点在するアンコールトム、午後は西に面したアンコールワットを観光するのが定番コースだ。
鬱蒼とした森林を抜けると、門の上に観世音菩薩の四面像が微笑むアンコールトムの城壁が現れる。中心のバイヨン寺院には、塔や四面像が林立し、壁には精巧なレリーフが彫られる。少し歩くと、森の中から寺院の遺跡が忽然と姿を現し、広大な敷地の壁に象の彫刻が掘られた「象のテラス」に立てば遥かな森を眺められる。
午後はいよいよアンコールワットへ。ここは、寺院ということでアンコール王朝陥落後も仏僧が住んでいたため、アンコールトムより遺跡の保存状態は良い。
眼前に広がる壮麗な寺院建築、壮大なヒンドゥー教の物語を表す壁一面の精巧なレリーフ、遺跡を一層引き立たせる南国の青い空と背後の深い森など、どれをとっても一幅の絵画の題材となるほどの素晴らしさ。あんまり素晴らしいものを見続けてありがたみが分からなくなるほどだが、湖のほとりで改めて静かに寺院を眺めると、やはり吸い込まれるような風景に見入ってしまう。
中央祠堂の斜度70度という階段を登って堂上に立つと、西陽に照らされたクメールの原野を一望。これは美しい日没が見れそうだと心躍らせてプノンバケンの丘へ。
炎天下の中、一日中寺院の階段を上り下りして結構足に疲れが出ているが、最後に美しい夕陽を見るために大急ぎでプノンバケンの丘とその山頂の寺院に上る。それにしても、新宿駅のラッシュにも勝るとも劣らないものすごい人。
丘の上からは、眼下に太古の貯水池である西バライと田園風景を望む。遥か西方の地平線に落ちていく夕陽に息を呑む。立錐の余地なく遺跡の最上部を埋め尽くした各国からの旅行者も、息を潜めて日の入りを見入る。17:49に日が沈むと誰からともなく拍手が。黄昏の空の下、様々な国籍の人々が同じ感動を共有して自然と拍手が沸き起こる状景は悪くない。PEACE!
日差しの観点から、午前中は3Km四方の都城内に遺跡が点在するアンコールトム、午後は西に面したアンコールワットを観光するのが定番コースだ。
鬱蒼とした森林を抜けると、門の上に観世音菩薩の四面像が微笑むアンコールトムの城壁が現れる。中心のバイヨン寺院には、塔や四面像が林立し、壁には精巧なレリーフが彫られる。少し歩くと、森の中から寺院の遺跡が忽然と姿を現し、広大な敷地の壁に象の彫刻が掘られた「象のテラス」に立てば遥かな森を眺められる。
午後はいよいよアンコールワットへ。ここは、寺院ということでアンコール王朝陥落後も仏僧が住んでいたため、アンコールトムより遺跡の保存状態は良い。
眼前に広がる壮麗な寺院建築、壮大なヒンドゥー教の物語を表す壁一面の精巧なレリーフ、遺跡を一層引き立たせる南国の青い空と背後の深い森など、どれをとっても一幅の絵画の題材となるほどの素晴らしさ。あんまり素晴らしいものを見続けてありがたみが分からなくなるほどだが、湖のほとりで改めて静かに寺院を眺めると、やはり吸い込まれるような風景に見入ってしまう。
中央祠堂の斜度70度という階段を登って堂上に立つと、西陽に照らされたクメールの原野を一望。これは美しい日没が見れそうだと心躍らせてプノンバケンの丘へ。
炎天下の中、一日中寺院の階段を上り下りして結構足に疲れが出ているが、最後に美しい夕陽を見るために大急ぎでプノンバケンの丘とその山頂の寺院に上る。それにしても、新宿駅のラッシュにも勝るとも劣らないものすごい人。
丘の上からは、眼下に太古の貯水池である西バライと田園風景を望む。遥か西方の地平線に落ちていく夕陽に息を呑む。立錐の余地なく遺跡の最上部を埋め尽くした各国からの旅行者も、息を潜めて日の入りを見入る。17:49に日が沈むと誰からともなく拍手が。黄昏の空の下、様々な国籍の人々が同じ感動を共有して自然と拍手が沸き起こる状景は悪くない。PEACE!