アースデーの会場に久々に足を運んでみた。
NGOナマケモノ倶楽部のボランティアとしてブース運営をしていたのは、もう7,8年前になる。あのころから比べるとアースデー自体もずいぶんにぎやかになり、出店する団体の裾野も広がってきたと思う。そのころは存在していなかった団体もあるだろう。まして、今年は復興支援、節電、脱原発を掲げるブースも多かった。当然のことながら、出展者も、来場者も、その時々を反映させたものになるだろう。
自分は今回、どこのブースの手伝いをするでもなく、何か見たいものが特段ある訳でもなく、ふらっと一人で行ってみた。もちろん、NGOナマケモノ倶楽部をはじめ、これまで少しでも関わってきた団体のところに行けば、知っている人に一人か二人は会うので、そこで何気ない言葉を交わすのも楽しみの一つ。
ただ、今回は、自分がどこにも所属していない、ある意味「浮いている」寂しさのようなものを感じた。これは、「今日は●●のスタッフとしてここにきている」とか、今日は「○○について買いに/情報収集に来た」という明確な帰属意識や目的がなかったこと起因するのだと思う。
思えば、最近の日々の生活に、そのような目的意識や、「自分は△△をやっている」というものがなく、会社の仕事と、家での家事のみを漫然とやっている(少なくともそのように思える)と、どこかで満たされない想いを抱いているからだろう。
それに気づくことができたのが、今年のアースデーの一番の収穫。地球の一員として、今後どうしていきたいのか。じっくり感がなければいけない。