Olive☆。.:*:・'゜

つれづれなるままに・・・雑感を

「ペルセポリス」

2008-01-13 23:01:35 | 映画
公開が2/1までだそうで、慌てて観に行ってきました。
1/19(土)~25(金)は英語吹き替えだし。
英語版はキアラ・マストロヤンニ 、
カトリーヌ・ドヌーブ、ジーナ・ローランズ、
ショーン・ペンらが参加しているようです。
公式サイト

イランというとホメイニ師と真っ黒なブルカくらいしか
思い浮かびません。この映画を通して、イスラム革命、
イラン・イラク戦争、戦後復興の間、イランのインテリ階級
がどんなことを考え、どういう生活をしていたのか、ちょっと覗くことが出来たかな。
というのも主人公マルジはテヘランで育ち、政府により閉鎖されるまでフランス語学校の
リセに通っていたということは、恐らくイランの中でもかなり上流階級に位置していたと
思うので、ある一面からしか描かれていないように感じたから。
この映画、ハリウッドで実写化される話もあったそうなのですが、モノクロの
アニメーションで しかも原作者が自ら映画を作製することが出来て良かったし、
正解だったと思います。

マルジと祖母のやりとりも印象的でしたが、何よりも印象的だったのは マルジの結婚式
で母親が「この世界から抜け出し、自由な環境で勉強し教養をつけ 自立して欲しかった
のに21で結婚するなんて・・・(台詞はうろ覚えです)」と涙するシーンです。マルジの
両親が若い時分は外で独身男女が手をつなぐことが問題にならなかったけれど 時代が
変わり、宗教上からボーイフレンドと手をつないだところが見つかると罰金を払うか
捕まるか、そんな状況から抜け出すためにも結婚することにしたわけなのでした。
授業に間に合わないから走っていると 「走っている後ろ姿(お尻)が卑猥である」と
注意されたり、その宗教に身を置いてみないと理解できないことが一杯出てきました。
自分の知らない世界を知ることが出来ました。
コメント (2)
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「Fighting For Love 同居蜜友」

2008-01-13 22:31:23 | 映画
単純なストーリーなんですが、香港ならではの生活感もプンプン漂う作品で軽いタッチのラブコメディーです。テレビドラマのような内容をそこは2大スター梁朝偉&鄭秀文の演技がしっかり支え、魅せてくれます。
香港映画といえば『インファナル・アフェア』シリーズしか知らない方々に、こういった心和む香港映画らしい軽いタッチのラブコメディーします。

馬偉豪監督が撮った2001年の作品。
2000年「花様年華」で香港人として初めてカンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞、
2002年張藝謀監督の「HERO」、劉偉強監督の「インファナル・アフェア」に出演し
カッコイイ梁朝偉ですが、ここでは優柔不断で心優しい牛モツ店の若旦那を演じています。母親や妹たち、そして恋人に 女性陣に振り回され、情けない顔のトニーが拝めます。

牛モツ店の若旦那トンザイの店で秘伝のスープをサミーが捨ててしまい、他店から100個
テイクアウトで持ち帰り、再製を試みるシーンとその後 アイスクリームを片手にお互いの
首をマッサージしながら家路につくシーン。2人の間に連帯感が生まれ、見ているこちらも
ほのぼのとした気分になります。鄭秀文は動けば動くほど キュートで、気が強いようで
実はもろい女性を演じるのが上手いと思います。トンザイが恋人に別れ話をしに行った
けれど やっぱり別れられないと電話が掛かって来た時の表情はほんと良かったです。
元気が湧いてくる映画で、レンタル期間中に2回も繰り返し見てしまいました。
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