Olive☆。.:*:・'゜

つれづれなるままに・・・雑感を

巨人が堕つ

2008-01-28 20:55:26 | 雑感・海外
今年で建国63年を迎えるインドネシアのほぼ半分にあたる32年間政権を維持した
スハルト元大統領が昨日亡くなりました。

私にとっては97、98年と仕事にめちゃくちゃ前向きだった時期とアジア通貨危機が
重なって、マレーシアのマハティール元首相と共に非常に印象深い人物です。
前年とタイで始まったアジア通貨危機を受けて、98年5月に通貨が暴落し、
IMFの支援を受け入れ銀行閉鎖などを実施したりしたものの、改革を求める学生と
国軍の衝突から政権が崩壊、辞任。あれから10年ですか。。。
それにしても在任中の不正蓄財疑惑で起訴中に亡くなってしまいました。
世界銀行が昨年9月に公表した同氏の不正蓄財資産推定額は最大350億ドルを上る
規模で過去の世界の指導者ではトップだとか。国内では「過去は許そう」というムードも
漂っているみたいですが、国家予算の6割に相当すると言われる額です。
今後の国内の政治・経済に少なからず影響を及ぼしそうですね。しかも折りしも
今日から来月1日までバリ島で国連腐敗防止条約締約国会議が開催されています。
今後、横領資産の回収に向けて追求するのかしら?

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インドネシアのスハルト元大統領が死去(朝日新聞) - goo ニュース
インドネシアで32年にわたる長期政権を担ったスハルト元大統領が27日、ジャカルタ市内で死去した。86歳だった。経済発展を推進して「開発の父」と称賛される一方、政治や軍を牛耳る独裁体制を敷いて力による支配を展開した。民主化を求める動きの高まりで98年に辞任に追い込まれ、病に倒れてからは次第に力を失った。同氏の死去により、「スハルト時代」が名実ともに終わった。

 スハルト氏は昨年暮れから全身のむくみや腫れ、血圧の低下などを訴えて1月4日に入院。当初は検査入院の予定だったが、5日から症状が悪化していた。
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