
の歯止めどころか、死者の数は拡大する
ばかりのようです。
またパン1斤が1米ドル=25億ジンバブエドル
という驚異的なインフレに陥っています。
ジンバブエのコレラ死者数、2000人超に=WHO(トムソンロイター)
500億ドル札を発行、「超ハイパー」インフレのジンバブエ
今までに大量な国際援助を受けてきているだろうに 何故アフリカの貧困は一向に
改善されないんだろうか?賄賂などで私服を肥やす権力者、不安定で機能していない
政府、内戦や部族間の対立など 色々要因は浮かんできます。そんな折、新聞の書評に書かれている1冊が目に留まりました。
経済誌「エコノミスト」の元アフリカ担当編集者が書いたものです。
図書館に予約を入れ増したが、人気なのか予約件数が多く、昨年10月に読みました。
筆者は、政府が無能で腐敗しているから貧しいのだと言います。
「海外からの援助はボツワナを貧困から救い出し、ザンビアでは浪費された。舵取りが
まずい国々では、援助が横領されたりする」
「他人の金を自分のために使うアフリカのエリート層の悪い癖だ。アフリカのお偉方は
アフリカの問題は他人のせいだと思い込む傾向があることだ」
興味深い、様々なエピソードが書かれていました。
「アフリカを歩いてみると、信頼関係が成り立たないせいで余計な苦労を強いられる
ことはざらにある。ナイジャリアでは、五つ星の高級ホテルでも現金払いだ。
しかも部屋代だけでなく、予想される食事代から電気代まで、支配人の一存で
前払いさせられる」
「あるガーナの農婦が石鹸を買うお金欲しさに 4.36ドル相当のココアを隣国トーゴに
密輸しようとして逮捕され、5年の懲役刑だった」
腐敗した政治家が国家を疲弊されている一方で、武器商人や内戦を食い物にしようと
する企業などもある。また援助する側の姿勢にも問題がないわけではありません。
「欧米の市民たちが何かアフリカに寄付しようと戸棚や引き出しをひっくり返しては、
冗談のように不適切な品物ばかり集まる。すきっ腹を抱えるソマリアの人々に胸焼け
用の薬が届いたり、裸足ではかわいそうだからとモザンビークの人々にハイヒール靴
が贈られたりするのだ」これは日本国内で震災が起きた時の援助物資などでも
似たような話が新聞記事に掲載されていたように思います。
今までアフリカに関するレポを読んだことがない私ですが、テンポ良く読むことが出来、
アフリカを身近な問題として関心を持つ取っ掛かりになりました。
☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:☆。.:*:・'゜
「ジンバブエは私のもの。退陣要求には屈しない」=ムガベ大統領(時事通信) - goo ニュース
ジンバブエのムガベ大統領は19日、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)の年次会議で演説し、「ジンバブエは私のものだ。退陣要求に屈することは決してない」と表明した。
与党の年次会議は、深刻な政治危機とコレラ感染が拡大を続ける中で開催された。ムガベ大統領は演説で、「私は決して屈しない。ジンバブエは私のものだ。ジンバブエはジンバブエ人のものであり、決して英国人のものではない」と強調するとともに、「国民が私を変えると決めるまでとどまる」と述べた。
ムガベ大統領は今年になって、「私を職務から外せるのは神だけだ」と主張していたが、大統領にとって国内の状況は一段と厳しさを増している。国連の発表によると、ジンバブエでのコレラの死者数は1100人を上回っている。加えて食料不足や貧困などの苦難に直面している。
ムガベ大統領は国内でコレラが発生して以降、ムガベ政権への批判を強める欧米諸国を非難している。同大統領は「うそばっかりだ。ジンバブエは英国との戦争に直面している。英国を米国と欧州が支持している」と述べた。さらに「私がおじけづくことはない。たとえ首をはねると脅されてもだ。私を排除できるものは何もない」と言い放っていた。