緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

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ボランティアあれこれ

2016年02月19日 | ボランティア
仕事を辞めたらボランティアをと、この1年、興味のあることを色々試してきました。

席だけ置いて、自分の活躍の場の無さそうなものとか、4回ほどやって自分に合わないと分かって辞めたもの。
ずっと続けているボランティアは、市の文化財収蔵館での昔の暮らしの体験ボランティアです。

綿の栽培から始まって、綿の実の収穫、綿繰り(種取り)、糸紡ぎ、機織り、藍染、といったことを、学芸員の指導の下、ボランティアが中心となって学びつつ行い、子供達にその一部を体験してもらってます。

今は、小学生に昔の冬の仕事として綿繰りと糸紡ぎを体験してもらっています。
授業は小学校まで出張して行うこともありますが、収蔵館に来て貰って行うこともあります。
私は週に1、2回参加してます。

子供のいない私には色々と勉強になることもあります。
ボランティアの諸先輩、収蔵館の学芸員の方、たくさんの子供達、先生方。私にはみなさんが興味深いですし学ぶことが多いです。

実際の授業に参加していて、面白いと思うのは先生と子供達の関係です。
卵が先か、鶏が先か分からないのですが、ある種の相関関係があるみたいなのです。
例えば、言う事をきかない子供達にはキツイ先生とか・・。

この間のクラスは少し気になりました。
先生が近づくと子供達が防御姿勢をとって体をすくめるのです。女の子も男の子もです。
最初見た時、『あっ、ミーちゃんと同じだ』と思いました。

我が家の猫のミーちゃんは、去年、事情があって他所の家から貰ってきた猫ですが、頭を撫でようとすると身をすくめ、避けようとするのです。
まるで叩かれるのから逃げようとしているかのようです。
以前に飼われていた家で、日常的に頭を叩かれていたのかなと密かに思っていました。

そのミーちゃんと同じことを子供達がするのです。
案の定、一人の子供が「先生、なんで直ぐ叩くの?」と先生に言うのを聞いてしまいました。
先生だって、ほかの大人がいる所で叩く筈がありません。
でも子供達は反射的に防御姿勢をとってしまうみたいなのです。

私が小学生だった頃も子供を叩く先生はいました。
叩く現場を直接見たわけではありませんので迂闊なことは言えませんが、やはり今でもいるのかもしれません。

ボランティアは、色んな場面を見てしまうものなのかもしれません。



なんやかんやでバタバタしているうちに我が家の外壁の工事は終わりました。
3月になれば少しゆっくりしたいですね。